昭和の夏休み明けコンテストの話。

 私が小学生の頃、校内でいくつかのコンテストがありました。
 例えば、「アサガオコンテスト」。
 夏休み中、一人一鉢育てたアサガオを持ち寄り、どれが立派に育ったかを先生が審査するというもの。
 金賞とか銀賞とかあって、最高位は「校長賞」でした。
 品評会みたいですけど、例えば東京のアサガオ品評会は7月末~8月初旬くらいですからね。
 
 夏休みが終わる頃にはアサガオの花の時期は終わっているので、葉も茎もほぼ枯れて種ができた状態で審査されるという。
 
 そして謎だったのが「日焼けコンテスト」。
 クラスで何人かずつステージに上がって、一番よく日焼けしている子が優勝という。
 
 おそらく、「外でたくさん遊ぶように」という意図が込められていたんだろうなあ、と思うんですが、私の学年では毎年同じ子が優勝してました。
 
 お気づきの通り、元から色黒な子だったんですよ。
 
 日焼けの程度を比べるなら、夏休みの前後でどう変化したかを比べなきゃいけないわけで、子ども心にも不公平な話だと思ったものですが……。
 
 それにしても、クレヨンの「はだいろ」が「ペールオレンジ」と改名される現代、「肌の黒さコンテスト」なんておそろしいもの、到底できないよなあ、と思います。
 

noshレビュー・ごま香る白身魚の味噌だれ

総評:78点(他に飽きたらまた頼む……かも)
 
 不味くはないけど、これをちゃんちゃん焼きと呼んではいけないと思う。
 
  公式の写真&説明。

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北海道で「ちゃんちゃん焼き」と呼ばれ親しまれている、ごま香る白身魚の味噌だれをご用意いたしました。白身魚とたっぷりの野菜にごまの味噌だれをからめて仕上げております。また、使用しているバサという魚は低カロリー、低脂質かつたんぱく質を豊富に含んでいますので、ダイエット中にもおすすめのプレートです。ぜひ白身魚の身をほぐして、野菜と一緒に味噌だれに絡めてお召し上がりください。 また副菜は、アスパラマヨ、ベーコンポテト、かぼちゃとコーンの白だしあえです。
https://nosh.jp/menu/detail/325

 実物。
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 たれがちゃんとかかっているだけでもうれしい気分になってしまうのは感覚がおかしいのか……。
 このメニューとか「甘酢コチュジャン」とかではちゃんとタレがかかった料理を作れるのに、なんで鶏照り焼きとかはあんなことになってしまうのか。
 
 noshの白身魚を食べるのは2度目だけど、どっちも脂は全くのってなくてぱさぱさしてる(よく言えば淡泊な味)ので、まあヘルシー志向の結果なのだと思う。
 タレはわりと薄味で、味噌とか「ごま香る」といった感じはあまりしない。
 不味くはないのだけど、「ちゃんちゃん焼き」というのはもっと濃厚なもののように思う。
 写真ではよく見えないけど、魚の下にキャベツとかニンジンとか、野菜がたっぷり入っていて、そういう点では満足感がある。
 
 副菜は、ベーコンポテトはほぼふかし芋で存在感はない。
 アスパラマヨは、例によってマヨが水分で流れてしまっている。
 かぼちゃとコーンは初めて食べたけど、これはわりとおいしかった。ちゃんとかぼちゃの味もする。(白だしはよくわからない)
 
 パッケージ情報。
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 306kcal。
 低カロリー・低脂質・高タンパクなのは評価点なのでは。
 
 他のメニューのレビューはこちら。
filinion.hatenablog.com

読書まとめ「吃音のある子どもと家族の支援」

 夏休み自主研修の第3回。
 今回の本はこれ。

保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子どもと家族の支援:暮らしから社会へつなげるために
 Amazonでは、書名は
「保護者の声に寄り添い、学ぶ 吃音のある子どもと家族の支援:暮らしから社会へつなげるために」
 になってる。長え。
 
 帯には「尾木ママ 尾木直樹氏推薦!」って書いてあって、推薦コメントが書いてあります。
 私は別に……それはどうでもいいけど……。
  
 前々回の「吃音の合理的配慮」と同様、周囲が行うべき配慮について書いた本……かな。
 
 以下、基本的に全て同書の内容のまとめ。
 

吃音の原因

 吃音は遺伝要因が8割と言われている。
 しかし、親族に吃音がないのに出るケースも珍しくはない。
 
 言い換えれば、環境要因が2割、ということになるが、「環境」とは「育児の不備」というわけではない。
 どんな環境刺激・後天的要因が原因で吃音が起きるのかは現状ではわかっていない。
 
 かつては「吃音の原因は親の愛情不足」などと言われた時代もあったが、実際にはそういう実態は見られないので、親が罪悪感を抱く必要はない。
 

吃音の進展

 多くの場合、吃音は幼児期に連発(「ぼぼぼぼくは……」の形)で始まる。
 その時点では、本人は自分が吃音であることに気づいていない。
 
 ところが、周囲から
「どうしてそんな話し方するの?」
「もう一度ゆっくり言ってごらん」
 などと言われるうち、「自分の話し方は周囲と違うようだ」ということに気づき、「吃らないようにしよう」という工夫をするようになる。
 
 その結果、「長く伸ばしてから続ければ『あ・あ・あ』ってならない」といった気づきを得て、言い方を変えることになる。(そして、また「どうしてあーって伸ばすの?」などと聞かれることになる)
 
 このようにして、連発→伸発→難発と、症状が変化していく(および、発話時に力む、腕を振ってタイミングを取るなどの随伴症状が出たり、発話意欲の低下や、対人恐怖などに繋がったりする)。
 これらは本人なりの苦しい工夫の結果で、一般には、最初の連発の状態が本人にとっては一番話しやすい。
(ただし、稀に最初から伸発などの形で吃音が出る例もある)
 
 つまり、症状が進展するというのは、本人が自分の吃音に気づいているということ。
 
 また、吃音には波がある(症状が出る時期と出ない時期が繰り返される)。
 これも何がきっかけになっているというものではない。
 

周囲の対応

 前提として、吃音そのものを抑えることは困難。
 本人が、自分に吃音があることに引け目を感じずに話せるようにすることが大切。
(周囲の環境作り・本人の気持ち)
 
 吃音は、ゆっくり言おうが落ち着いて言おうが出るものなので、「落ち着いてね」といった声かけは無意味。
 むしろ、「落ち着いてね」=「吃音が出ないようにね」=「吃音は良くないもの」という意味になるので好ましくない。
 
 吃音のトリガーになるのは、「相手・場所・時・内容」の4要素。
 多くの場合、独り言なら吃音は出ない。
 また、歌う時も一般に吃音は出ないが、合唱では出ないのに独唱(相手に伝えなければ、という意識を持った状況)では出る、などの例がある。(個人差がある)
 
「吃音が出ないように」と力むことが却って症状を悪化させることから、以前は「吃音の話題には触れないようにする。本人に意識させないようにするのがよい」という考え方もあった。
 しかし、本人が自分の吃音に気づいているのに「その話題に触れないように避ける」というのは、やはり「吃音はタブー(=恥ずかしいこと)である」という意識を持たせることになり好ましくない。
 たとえ今は気づいていなくても遠からず気づくので、「触れなければ意識しない」というものではない。
 

本人に伝えておくべきこと

「ぼく、あ・あ・あ、ってならなくなったよ」
 と報告されても「よかったね」と返すべきではない(吃音が出るのが「悪いこと」という価値付けになるから)。
 吃音には波があり、再発することが多いことを本人にも伝えておくと良い。
「また、すっと出にくいときがあるかも知れないけどそのままお話ししてね」
 のように。
 
 本人に伝えておく必要があるのは、
 
・話し方が吃音になっていること
・家族も(担任も)気づいていること
・吃音があってもよいのでたくさん話して欲しいこと
・吃音には波があること
・周りの人にもそれらのことを知っておいてもらう必要があること
 

学校などでの配慮

*授業の指導案的なものが載っているのだが詳細は割愛。
 実際の展開は学級の実態などによってだいぶ変わってくると思われる。(本書の中に保護者や教師、子どもの体験談が載っており、その中でもだいぶ千差万別なようなので)
 
 要点としては、
 
・吃音に原因は特にないこと。
・世の中の1%程度は吃音があること。
・吃音(特に連発)が出てもそのままゆっくり聞いてあげること。
・連発をそのまま出すのが本人にとって一番よいこと。
・そのまま出していると段々減っていくこと。(……と教えることになっているし、まあ自然治癒する人もいるけど、そうでない人もいるわけだよね?)
・真似などは決してしないこと。
 
 また、「個性である」「人によって得意不得意がある」といった扱いは避けること、と書いてある。
(テーマはあくまで吃音であり、それがぼけてしまうから、とのこと。ふーむ……)
 
 周囲のからかいが確認できてから周囲の理解を求めるのでは遅い。
 早めに周囲の意識を高めておくことが大切。
 

その他

 作戦会議をする、という話がある。
 模擬面接のようなもの。ソーシャルスキルレーニングというか。
 
「友達から、『なんでそんな話し方なの?』と尋ねられたらどう答えるか」
 あるいは保護者向けに、
「『安易にその話題に触れない方が良いのではないか』と言う担任にどう対応を求めていくか」
 など。
 
 また、吃音の「治療」について。
 流暢性形成法と吃音緩和法、そしてその統合法が存在する。
 いずれにせよ、吃音そのものを「治す」わけではなく、楽に発音できるように訓練するものであり、短期間で効果があるケースもあれば、長い時間が掛かることもある。
 吃音そのものの治療を目指して取り組んでいる医療者もいるが、やはり効果はあったりなかったりで、現状では「治療法」として確立されたものはない。
 
 あと、きょうだい児への対応とか、英検・就業などでの合理的配慮についても少し記述が。
 

感想

 学校や近親者が行うべき対応が具体的に書かれた本としてわかりやすかったです。
 また、上では割愛しましたが、保護者や教師、子ども自身の体験談が載っており、いずれも色々と悩みながら対応している様子がわかり、自分も真剣に対応していかねばならないと感じました。

noshレビュー・豚ロースの甘酢コチュジャン

総評:82点(わりとおいしかった。好みのメニューが他になくなったら頼む……かも)
 
 ちゃんと味付けしてあるメニューのありがたさ。
 
 公式の写真&説明。

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ナッシュ特製の甘酢あんとコチュジャンを合わせた豚ロースの甘酢コチュジャンをご用意しました。酸味と甘みがクセになる甘酢あんに、甘辛いコチュジャンを加えることで、食欲が減退しがちな夏でもさっぱりと食べられる美味しさを目指しました。添え野菜のカリフラワー、れんこん、アスパラと一緒にお召し上がりください。 副菜は、ほうれん草と蒸し鶏のレッドカリー、冬瓜肉そぼろ、隠し味に一味唐辛子を使用した醬油だしベースのピリ辛茄子です。
https://nosh.jp/menu/detail/354

 実物。
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 今回はわりと写真がきれいに取れたのでは?
 
 ロールキャベツもそうだけど、「甘酢あん」とかいいながら絡め方が雑だよね。まあ自分で絡めるからいいですけど。
 味は良かったです。ちゃんと甘辛いコチュジャンの味がしておいしかった。
 豚肉はわりと固い肉でしたが、もうそれは仕方ないのか……。
 肉そのものの量はあんまりないですが、レンコンなどの野菜が多いのでそれで食べた感があります。
 
 副菜は……冬瓜が写真だと緑色なのはどういうことなの……?
 味としては悪くありませんでした。どれも例によって薄味でしたが、ほうれん草は蒸し鶏のうまみがあっておいしかった。
 
 パッケージ情報。
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 どのメニューもこれくらいしっかり味が付いていると満足感があるかな。
 
 他のメニューのレビューはこちら。
filinion.hatenablog.com

noshレビュー・ロールキャベツのチーズデミ

総評:78点(他に飽きたらまた頼む……かも)
 
 チーズで+3点。
 
  公式の写真&説明。

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noshメニューで人気のロールキャベツにデミグラスソースの新しい味が登場しました。とろっと柔らかいキャベツにジューシーなお肉を包んだロールキャベツがたっぷり3個も入っています。牛や野菜の旨味がぎゅっと詰まったデミグラスソースと、とろとろに溶けたチーズの相性は抜群です。 副菜は、ブロッコリーのお浸し、パプリカのみじん切りをあえたカリフラワーのタルタル、ナスのごまポンをご用意しております。
https://nosh.jp/menu/detail/289

 実物。
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 写真が下手なのは認める。
 
 それにしても、白身魚の甘酢あんといいこれといい、ソースがちゃんとかかってないのはどういうことなの。
 
 味としては悪くありませんでした。
 トマトチーズが好きだから評価が甘くなっているところはあるけど、ロールキャベツもまあ「ジューシー」でした。
 しみ出してくるのが肉汁なのかコンソメスープなのかはちょっと疑わしいところはあるけど……。
 
 副菜は……特に言うことはない、いつもの薄味野菜シリーズです。
「タルタル」は例によって水気でタルタル分が全部流れてしまっている。
 
 パッケージ情報。
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 322kcalはまあまあなのでは。
 
 他のメニューのレビューはこちら。
nosh.jp

noshレビュー・チキンと彩り野菜のバター醤油ソテー

総評:75点(他に飽きたらまた頼む……かも)
 
 noshの「味がしみてないチキンシリーズ」の中では一番良かった。
 
 公式の写真&説明。

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鶏もも肉、ほうれん草、赤パプリカ、コーンをバターで炒めた彩り鮮やかなプレートが登場しました。香ばしいバター醤油の香りが食欲をそそります。ほうれん草や赤パプリカに含まれるビタミンCには抗酸化作用があり、動脈硬化の予防や老化防止の効果が期待できます。 副菜は、菜の花のおひたし、キャベツのベーコンあえ、豆腐の磯辺揚げをご用意しております。
https://nosh.jp/menu/detail/334

 実物。
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 まちがいさがしみたいなんだけど、
・パプリカが副菜に入っている。
・ベーコンがキャベツじゃなくて菜の花の方に入っている(全部)
 こういう混入はnoshでは諦めるしかない模様。
 
 味は悪くなかった……かな。
「照り焼き」「柚子胡椒」「バジル」と、どれも味の付いてないチキンでしたが、これもまあ基本的には肉には味がほとんど付いていません。
 ただ、バター醤油風味のソース(スープ?)がたっぷりあって、添え野菜のほうれん草がそれを吸っているので、ほうれん草と鶏肉を一緒に食べれば味が感じられる。
 
 だってこんなに水分があるんですよ。

 ソテーというより煮物では…? (でも味はしみてない)
 
 副菜は……まあ、いつもの薄味なんだけど……。
 豆腐の磯辺揚げは、もそもそして私は好きじゃないなあ……。
 
 パッケージ情報。
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 どうせチキン系なら、他にもっとおいしいメニューがあるかな、という感じ。
 
 他のメニューのレビューはこちら。
filinion.hatenablog.com

noshレビュー・白身魚の甘酢ソース

総評:75点(ちょっとあっさりしすぎ。もう少しタレが欲しい)
 
 あんかけ、やればできるんじゃないか……。
 
 公式の写真&説明。

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白身魚の唐揚げに甘酢あんを絡めました。さっぱりとした白身魚の味わいと酸味の効いた甘酢が相性抜群の一品です。ピーマンや赤・黄パプリカを使用し、彩り良く仕上げております。 副菜は、ほうれん草とにんじんの中華あん、フライしたガーリックチップをからめたブロッコリーのガーリックあえ、白菜のピリ辛コチュジャンです。
https://nosh.jp/menu/detail/332

 実物。
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 甘酢あんの味は悪くないのだけど、ちょっと量が少ない。
 見本写真のようにたっぷり絡んでいればもっと美味しかったと思う。
 白身魚は「さっぱりした味わい」と書いてあるとおり、あまり脂はのっていない感じ。(ヘルシー志向だから仕方ないのか……)
 
 副菜はおいしかった。(ブロッコリーのガーリック和えはガーリックチップが入っていてちゃんとガーリックの味がしたけど、他の副菜にもガーリックが紛れていた。元々薄味なのでそれでもかまわないけれど)
 
 パッケージ情報。
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 180kcal!
 何かの間違いじゃないかと思うくらい低カロリー。
 ダイエット的にはいいんじゃないかと思う。
 
 その他のメニューのレビューはこちら。
filinion.hatenablog.com