君は、生き延びることができるか。

 夏休み前に、1年生にもギガ端末が配布されました。*1
 
 私のクラスのS君も、ICT支援員さんに使い方を教わりました。
 
 そして翌日。
 
S君「ぼく、おうちで、パパに
『タブレットの使い方全部わかった』
 って言った」
私「おおー。それは頼もしいねえ」
S君「そしたらパパが
『パパは歳を取ったから、もう新しいこと何も覚えられない』
 って言ってた」
私「はっはっは」
S君「もうガンダムのことしかわかんないって」
 
 ガンダムはわかるんだ……。
 
*2
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season13 (マーガレットコミックスDIGITAL)
 
 ……とはいえ、気がついたら、ほとんどの保護者は私より一回りくらい歳下なんですよね……。
 はっはっは。
 

*1:端末自体は、前年度のうちに用意してありましたが、何しろ1年生は学校生活について覚えなきゃいけないことが山盛りなので、PCの使い方の指導とかはそれらが一段落した後になるのです。

*2:画像は、「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」Season13/6本目 機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(前編)より。
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うたかた。

 小学校で初めて液体のりを使ったらしいA君。
 
 のりの容器を手に、砂時計のごとく何度もひっくり返ししながら、
「先生、この丸いのなあに?」

「それは空気。中に入った空気が、そういう風に見えるんだよ」
「ふうん……」
 
 それからしばらく経って。
 
 またA君、のりの容器をためつすがめつしながら、
「ずっと使ってるのに、この丸いのぜんぜんなくなんないね」
「いや、それなくならないよ? 逆だよ?」
「えー?」

七夕な季。

S児「せんせー、今日のぱたぱたたき、楽しかった!」
私「うん、たなばた、飾りを作るの楽しかったね」
S児「ぱなばたたき、またやりたい!」
私「たなばた、本番は7月だからね」
S児「たなばたなき?」
私「たなばた」
S児「ぱたばたなき!」
 
 何が楽しかったか、おうちの方には伝わったでしょうか。
 

笹の葉さらさら、星は光り。

 教室に、七夕の壁面飾りを作りました。
 
 子ども達にも、短冊と七夕飾りを作ってもらいました。
 こんなの。
www.youtube.com
 子ども達はたいへん楽しんで作っていました。
 
A児「かざり作るのたのしかった! もっと作りたい!」
私「いいね。いっぱい作ってね」
B児「ぼく、サンタさんも作る!」
私「それはちょっと違うやつ」
 

地上の星(ローカル大スター)。

 実は、今年度から隣の町に異動しています。
 
 異動して驚いたことのひとつは、この町には、今まで存在すら知らなかったご当地シンガーソングライター(仮に「タナカジロー」さんとします)がいたことです。
 
 全然知らない人だったのですが、当地の小学生の間では、大スターの扱いを受けています。
 
 というのも、本校では、給食の時間、週1ペースで「タナカジローさんの日」があって、食事中にその歌がフルで流れるので、ジローさんは全校生が知っている「有名人」なのです。
 
 それで、非常にもやもやするのは、その二郎さんが、時たま地元新聞の記者などに伴われて本校にやって来て、体育館でライブをやることです。
 昼休み~清掃の時間とか、午前中の休み時間~3校時前半とかを充てることが多いようです。
 
 ジローさんの体育館ライブのお陰で、子どもたちはタダで生演奏を体験できて、記者は
「地元の小学生と熱唱するタナカジローさん」
 みたいな記事が書けて、二郎さんはタダで宣伝になる。
 
 Win-Win-Winの関係です……と言いたいところなんですが。
 
 それは、「生演奏」の質が良ければの話。
 
 私は音楽のことはよくわかりませんが……正直……大した歌ではないと思います。
 実際、町外では全然知られてないわけだし。*1
 
 曲はフォーク調。しかしなにしろ詞が凡庸です。
 
 ご当地PRソングや特産品のPRソングは言うに及ばず、家族愛とか反差別とかをテーマにした歌もあって、これがまたどうにもならない内容。
 
 学校で働いていると、子どもが考えた、箸にも棒にもかからない短歌や俳句を見る機会が度々あります。
 
 特に、例えば「差別撲滅標語」みたいなのになると、
 
「こまったら 助け合おうね だれとでも」
「いつだって 差別はしない おやくそく」
「手をつなぎ 明るい未来 作ろうよ」
 
 みたいな、何の当事者性も切実さもないうすっぺらい「作品」を山ほど読むことになります。
 
 しかし、これはまあ仕方のないことです。
 何しろ、子ども達には、短歌や俳句や標語を作りたい、という切実な思いがそもそもないし、題材にするような経験もありません。
 そんな中、短時間で作品をひねり出そうとしているのですから、名作が生まれるはずがありません。
 だから、それは子ども達の責任ではなく、教師の指導に問題があるのです。
 
 しかし、ひるがえってジローさんはどうか。
 
 いやしくもプロでありながら、子どもが45分で書いた空疎な家族愛・反差別作文にただリズムをつけただけ、みたいな歌をリリースしているのは、シンガーソングライターとしてどうなのか。
 
 いやまあ……別に、世の中、レベルの低いシンガーが何人いたっていいんですけど、それが学校の時間に割り込んでくるとなると、
「そこに本当に子ども達の時間を割くだけの教育効果があるのか?」
 ということは考えなきゃならないんじゃないかなあ、と思ってしまいます。
 
 なにぶん、いわば「地元の名士」みたいになっているし、郷土愛的な観点からもお断りしづらいとは思うのですが、それだけに。
 
 少なくとも、給食の時間に流すのはせいぜい月1回くらいでいいんじゃないの、と、思っています。
 
 しかし、改めて考えると。
 
 田中二郎さんは、当地の出身ではない、いわゆるJターンの人です。
 
 都内の会社を退職して地方に移住した後、シンガーソングライターとしてデビュー。
 全国的には知名度が皆無だとしても、身の回りでは有名人扱いされ、登場すれば子ども達から歓声が上がる環境……というのは、ご本人にとっては人生大成功なのかも知れないな、と思います。
 たとえ、全国はおろか隣町でも知名度が皆無だとしても。
 
 そしてまた、ずいぶん前にこんな記事を書きました。
filinion.hatenablog.com
 前にいた市でも、ご当地ジュニアアイドルユニットが存在したのです。
 これまた、市外では全然存在を知られていないユニットが。*2
 
 そう考えると、こういう、「地元のスーパーアーティスト」みたいな人は、地元の外に知られていないだけで、全国にいっぱいいるのかも知れないな……と思わされます。
 
 まあ、子ども達に迷惑がかからないなら、好きなだけ活動していただいていいと思うのですが。
 

*1:なんかよく知らないコンテストでグランプリを獲ったらしいのですがよく知りません。

*2: ちなみに、記事中で触れたユニット、「ラブリーエンジェル(仮名)」ですが、記事を書いた数年後に、プロデューサーを務めていた公民館の人が心臓発作で急逝。
 以後は活動を縮小、新人の募集も停止し、「卒業ライブ」を経て現在はユニットは解散しています。
 公民館職員さんの葬儀にはユニットのメンバーが駆けつけて大泣きしていたとのことで……まあ……ご本人にとってはある意味本望だったかも知れません。

牛乳問答。

 今日の難問。
 
「ねえ先生、牛乳って何あじ?」
 
「牛乳は……牛乳の味だと思うけど……。ミルク味?」
「なにあじ?」
 
「もしかして、おうちで飲む牛乳と、学校の牛乳の味が違うのかな?」
「おんなじ」
 
 もしかしてお家では低脂肪乳とか豆乳とかフルーツ牛乳とかを飲んでるのかと思いましたがそうでもない様子で降参しました。
 
 牛乳は何味……。

食えない男。

 1年生のS君。
 
 アイアンマンが好きらしく、よくアイアンマンの話をしています。
 
アイアンマン
 
「1年生にしちゃ渋い趣味だな……」
 
 と思っていたのですが、先日、
「アイアンマンとばいきんまんがたたかって……」
 という発言をしたので、やっと合点がいきました。