ソリテール「女子オタクは違う生き物なのにみんな似てくる…それが進化の証」

 うちの奥さんに「葬送のフリーレン」を勧めたらドはまりしました。
 アプリで読んでいたのが、特典目当てに単行本を買いそろえ、それを他人に貸して布教にいそしみ、とうとうサンデー本誌を買うように。
 
妻「ダーリンダーリン大変! サンデーが売り切れてる! ほら、ジャンプは残ってるのにサンデーが売り切れてるよ!」
私「……そもそも入荷数が違うんじゃないかな……いや、売り上げ延びてるのは確かなんだろうけど」
 
 アニメは
「動きがすごい!」
「アニメ化スタッフの再解釈が入ることで理解しやすくなった!」*1
 と言いつつ、夫婦で一週遅れで視聴しています。
 
 時々単行本を読み返しながら悲鳴を上げたりしています。
妻「ヒンメル! ヒンメル萌え! 不憫男子萌え!」
私「……奥様、801ちゃんそっくりになってるよ?」
 

 こんなの。*2

【デジタル新装版】 となりの801ちゃん (+1) 【デジタル新装版】となりの801ちゃん (ぶんか社コミックス)*3
 
妻「私はやおいじゃないよ? ヒンフリ推しだよ?」*4
私「うん……でも動きが……」
 

(ウチは猫はいません)



(雑コラにしてすみません)
 
 なるほど小島アジコ先生は、ものすごく人間観察力(または女子オタク観察力)の高い人なんだなあ、と思いました。
 
 あと、「801ちゃん」を見てると、女子オタクがとても面白いものに見えるんですが(実際、表面を見てるだけだとそうなのですが)、言ってることをよく聞くと作品の読解が非常に深いので「へえーっ」ってなります。
 
801ちゃん」も、奥さんは実のところとても理知的な方だし。
 同じく腐女子を扱った「腐女子のつづ井さん」や、ガルパンおばさんの一連のツイート(百合萌え)など見ていても、いわゆる「登場人物の気持ちを考えましょう」能力がとても高くて考察が深い(し、その内容がちゃんと作中の描写に基づいている)ので、見た目の奇矯さに騙されてはいけないと思います。
 
 ……いやまあ私は、ヒンメルからフリーレンへの想いとか、フェルンからシュタルクへの気持ちとか、奥さんに言われるまで全然読み取れなかったポンコツなので、アテにならないかも知れませんけども。
(「鏡蓮華の回読み返して!」だそうです。「でもアニメはopとかで鏡蓮華を推しすぎだと思う」とも)
 
私「……というわけで、やっぱり女子のオタクの方が、心情の機微の読み取りが深い気がする……男子にも考察勢はいるけど全然違うこと考えてるし」
妻「何を考察してんの男子って?」
私「『魔族の精神構造とは』『人間の魔法と魔族の魔法の違いについて』『魔王はいかなる力を持ち、勇者ヒンメルはいかにそれを倒したのか』……」
妻「おお……びっくりするほど興味が持てない……。あっでも、ヒンメルと魔王の戦いがどんなだったかは気になる!」
 
 ともあれ、妻曰く、
「フリーレンを読んで、ダーリンとの時間を大切にしようと思った……死んだおばあちゃんのこと思い出した……」
 だそうで、最近愛情表現がとみにダイレクトになってきました。
 ありがとうフリーレン。勇者ヒンメルよどうか安らかに。
 

 数年ぶりに同人誌即売会にも行くんだそうです。気をつけて。

*1:「フリーレンがなんでヒンメル一行について行ったか原作だといまいちよくわかんなかったんだけど、アニメで強調されて理解できた」

*2:画像は「となりの801ちゃんPlus」から。以下同じ。小島アジコ先生すみません。

*3:このブログはアフィリエイトを導入していませんので、安心してご購入ください。

*4:勇者ヒンメルとフリーレンのカップルを指す。公式……に近いと思われるが、ヒンメルからフリーレンへの愛情が「異性への愛」を含むかどうかは異論もあります。