3年生のS君は、廊下を走ったりテーブルに乗ったり落ち着かない子です。
言葉も荒っぽく、ちょっとしたことで「うるせえよ!」だの「ふざけんな! 死ね! カス! ゴリラ!」だのいつも言っています。
正直、担任もイラッとくることがあるほど。
それにしても、ひらがなの読みもおぼつかない、「あさって」とか「妹」とかの基本的な語彙も身に付いてないS君なのに、なぜ罵倒語の語彙だけ豊富なのかほんと謎。*1
そんな彼ですが、しかしなぜか椅子のことだけは「お椅子」と呼ぶのです。
いや……と言っても、用例は
「おいY(同級生)! なんでおめえのおいすここにあんだよ!」
みたいな、いたくちぐはぐな感じなのですが。
本当は
「普通は椅子に『お』はつけません」
とか教えた方がいいのかも知れないけど、聞いてるこっちの心が少しでも和むので放置。
言葉が丁寧な分にはいいよね(よくない)。
たぶん、保育園だか1年生だかの先生が
「はい皆さん、お椅子をしまいます」
とか言ってたのを聞いて覚えたのがそのままなんだろうと思います。
*1:自分の妹のことを「赤ちゃん」と呼ぶ。生後何ヶ月の赤ちゃんなのかと思ったらもう3歳。落語の「代書」か…って本当に笑いごとでない。