2017年製造の防災備蓄水がなんとかかんとか、一部で話題になってました。
togetter.com
それで確認したら、ウチにある非常用保存水は2012年製造でした。
(東日本大震災に触発されて買ったのが丸わかり)
12年もの。
保存期間5年だそうなので、くだんの防災備蓄水が製造された年に期限が切れてるわけですね。
しかし、見たところ濁ったりコケが生えたりする様子はありません。ほこりは積もってたけど。
(村上春樹の長編エッセイ「遠い太鼓」に、ギリシャで買ったミネラルウォーターの瓶の中に緑のコケが生えていたという話がありますが、あれがどれだけすごい話かという)
というのも、こういうのの「期限」がなぜ設定されているかというと、衛生上の理由ではなく、ペットボトルから徐々に蒸発して減っていく(内容量が記載どおりでなくなってしまう)からなんだそうです。
透明なペットボトルだからわかりづらいかも知れませんが、上の写真、手前側のボトル、ラベル部分が凹んでいるのがわかるでしょうか。
奥のボトルは、下の方が凹んでいます。
並べるとこんな感じ。
別に押したり落としたりしたわけではなく、自然にこうなりました。
不思議です。水蒸気が出て行くなら、逆に空気が入ってきそうなものですけど。
ともあれ、問題の防災備蓄水は2024年8月が期限とのことなので、まあ全然大丈夫なんじゃないでしょうか。
なお、別に、これだけが我が家の非常用保存水ではなく、もっと新しい水もあるのですが、引っ越す時に
「そういえばこれ買ったのだいぶ前だな……」
と思って取り出してみたらすでに凹んでいたので、このままだとどうなるのか気になってとってありました。
このまま水が減っていって、いつかぺちゃんこになるんでしょうか。
そうなる前に、この「非常水」が必要にならないといいのですが。
末尾ながら、このたびの地震で被災された方の安全と、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
(わずかながら赤十字に寄付してきました)