高嶺の花。

有人宇宙飛行の初期の時代、アメリカの宇宙飛行士たちはミッションのためにボールペンを持って行った。
そして、軌道上ではボールペンが使えないことを発見した。
 
このままではミッションに支障をきたす。
そこでNASAはフィッシャー社に依頼し、2年間の期間と20万ドルの予算をかけ、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏200度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンの開発に成功した。
 
一方、ソビエトは鉛筆を使った。
(冷戦時代のジョーク)

遠足で、りんご狩りに行きました。(但し、一人2個まで。)
 
引率である私たちも、子どもと同様、入園料を払っていますので、2つ取ることができます。
 
で、どうせなら大きいのを取ろう、と思って色々選びました。
「2つめは青りんご*1がいいな。あれにしよう。……ああ、手が届かない」
 
と、そこへやって来たA児。
 
「先生、おれが取ってあげるよ!」
「そりゃありがとう。しかしどうやって」
「だっこして!」
「あー。なるほど? よいしょ」
 
頭上でガサガサと。
 
「……とどいた!」
 
ミシリ。パキリ。ガサ、バキボキバキッ。
 
ひい。
 
ボキボキという不吉な音がしたあと、りんごが2つ転げ落ちてきました。
 
枝は落ちてきませんでした。
 
「じゃあ、1こはおれのね先生」
「……もう、だっこ作戦はやめような」
 
その後A児を見たら、脚立を使っていました。

有人宇宙飛行の初期の時代、ロシア人たちは鉛筆を宇宙に持って行った。
しかし、宇宙で鉛筆を削ると削り屑が飛び散って機械故障の原因になりかねない。
 
それを知ったフィッシャー社は、2年間の期間と20万ドルの予算をかけ、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏200度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンの開発に成功し、NASAに採用された。
 
一方、ロシア人は普通のボールペンも無重力で使えることに気が付いた。
(これが実話らしい)*2

*1:グリーンむつ。

*2:ただし、「無重力で使える」ということは、「真空でも使える」ということではないし、まして宇宙空間の極端な温度変化に耐えられるということでもないので、船内では大丈夫でも宇宙遊泳中にはどうかわからない、ということに注意。
なので、フィッシャーのボールペンは、後にロシア人も使うようになった。
普通のボールペンとかサインペンとかシャープペンとか一緒に。(これはアメリカもそう)