国語の授業で、国語辞典を使っています。
図書室にも買いそろえてありますが、辞典ごとの違いが見えた方が面白いので、可能な限り家から持ってきてもらっています。
すると、小学生向けの「学習国語辞典」を持ってくる子もいれば、使い古されたポケット辞典を持ってくる子も。
A児は、ずいぶん古びた辞典を持ってきました。
A児「これねえ、おばあちゃんから借りてきたの」
K村「へえ。じゃあ、おばあちゃんとお父さんとA児と、三世代で使うんだね」
A児「上になんか書いてある」
見ると、本のページの上の部分(「天」と言うんでしょうか)に、筆で何事か書いてあります。
K村「おばあちゃんの名前かな?」
見ると、
仏恥義理☆
A児「ううんー、おばあちゃんの名前はハツだから漢字で書けないよ」
K村「……そ……そうか……」
A児には、「その辞典は、A児の子どもも使えるように、大事に使おうね」と指導しました。