インディアンポーカー。

 みなさんの近くに、話をする時おでこを手で押さえる癖のある人はいませんか?*1
 
 これは先日、高学年のA児の話になった時、教務主任から聞いたエピソードです。
 
「Aはねえ、かわいいんだ。 宿題はやらないし、しょっちゅう忘れ物をするんだけどな。 あいつが3年生の時……」
 
 その時、そのクラスの理科は教務主任が担当していました。
 
 ある理科の時間、A児の表情を見た教務主任。
 
教務「(重々しく)A児。お前、今日、宿題忘れただろう」
 
動揺するA児。
 
A児「わ、わすれてません」
教務「嘘をついてもだめだぞ。 顔に、『ぼくはしゅくだいをわすれました』って書いてある」
A児「書いてありません!」
教務「いいや。 A児のおでこにはっきりそう書いてある。 なあ、B女、書いてあるだろう?」
B女「書いてあります!」
教務「C女、おでこの字が読めるよな?」
C女「読めます!」
 
 そのとたん、あわてておでこを手で押さえるA児。
 
 教務主任が一目で見抜いたとおり、やっぱり宿題を忘れていたのでした。
 
 だったら、変な嘘をつかないで、最初からそう言えばいいのに。
 
教務「まあ、一番嘘つきなのはB女とC女なんだけどな」
 

*1:いねえよ。