身体表現。

可能な限り子どもを指導しないですませる、駄目教員の私。
 
ですが、「決してやってはいけない」として子どもに教えていることもあります。
 
その一つが、「他人の身体的特徴を云々する」ということ。
 
ところが、先日、A児が、私の所に来て言いました。
 
「先生、Bちゃんに、ちっこいちっこい*1って言われた」
「何!」
 
B児は身長が低く、それを気にしています。
A児め、そういうことを言ってはならぬ、と、昨年からさんざん指導しているのに!
 
直ちにB児を呼んで話を聞きました。
 
「B児、A児のことをちっちゃいって言ったか?」
「ち、ちがうよ、言ってないよ!」
「じゃあ、なんて言ったんだ?」
「こっち来いこっち来い、って言ったんだよ……」
 
ちっこいちっこい≒こっち来いこっち来い。
地口落ち。
 
嘘をついている顔ではありませんし、私はこの点ではわりとその子を信じていました。*2
 
結局、B児に、
「嫌なことを言われたら、そんなこと言わないで、って言おうね。そうすればすぐに誤解が解けたと思うよ」
と指導して終了。
 
ちゃんとコミュニケーションをとって下さい。

*1:「小さい」の方言。念のため。

*2:ていうか、そんな気の利いた嘘がつけるほど賢い子ではない。