バレンタインデーの翌日、下校時に高学年の子とちょっと話をする機会がありました。
A女「先生、チョコ何個もらいました?」
K村「奥さんからもらったよ」
B男「やっぱり奥さんか……」
K村「文句あるのか。かわいくてやさしい奥さんなんだぞー?」
A女「私、クラスで一番もらいましたよ」
女子ですよ?
K村「あー、友達から、ってこと?」
A女「はい。友チョコです」
K村「今は、なんか友チョコの方が多かったりするみたいだね?」
A女「はーい。でもなんか、男子は友チョコ贈らないみたいなんですよー」
B男「贈るわけねーだろ!」
A女「なんでー?」
K村「うーん……」
まあ、よく知られているとおり、バレンタインデーというのは製菓業界の陰謀でして。
海外では、男女問わず贈り物をする日だそうですから。
「なぜ男子は友チョコを贈らないのか?」
という問いに答えるのは難しい……というか、男性から女性に贈ってもいいのだよ、というか。
……まあ、「友チョコ」というのもなんか日本的な風習だなあ、という気はしますが。
しかし、考えすぎかも知れませんが、うっかりそんなことを言ってしまうと、
「バレンタインデーは、あくまで女性が男性にチョコレートを贈る日であるべきだ。
それを、“逆チョコ”だの“友チョコ”だのを推奨して昔からの風習を混乱させようとするのは、ジェンダーフリー論者の陰謀だ!」
とか謎の「伝統」論者が出てきそうな気がしなくもない今日この頃。