魚をきれいに食べる方法。

 まったく自慢ではないのですが。
 
 私、稀に他所の人と焼き魚を食べる機会があると、必ず
「K村さんはきれいに魚を食べるねえ」
 とほめられます。
 
 義理の父……つまり妻のお父さんにもおほめをいただきました。
 
 ……「ただの自慢じゃねえか!」と思われたかも知れませんが違うのです。
 
 マナーがどうとかではなく、サンマでもサバでも、
「食える部分は全部食う」
 から皿の上がきれいになるだけなんです。
 
 サケでもホッケでも、皮はもちろん食べる。(ウチの奥さんは残します)
 サンマの肝はほろ苦くておいしい。(ウチの奥さんは残します)
 小骨はいちいち取らなくても、奥歯でよく噛んで食べれば刺さらない。
 
 だから、頭と尻尾と大きな骨、あとはヒレくらいしか残らない。
 そりゃあきれいになりますわな。
 
 この記事を書くにあたって、ネットで「魚のきれいな食べ方」の動画をいくつか見たんですが。
 
- YouTube「魚を上手に食べよう!(魚の食べ方マナー)」
- YouTube「魚を上手に食べるコツ!焼き魚のきれいな食べ方」
 
 どれを見ても
「ごちそうさまでした!」
 のところで
「いやまだ食えるところ残ってるだろ!」
 って気持ちになります。
 
 ……ところが。
 
 先日、実家に帰省した時のことです。
 久しぶりにそろって外食に行ったら、私が食べた後の皿を見て、
 
弟「あっ、兄さんがエビの尻尾残してる!」
母「本当だ! ぜいたく者だ!」
私「判定がきびしすぎる!」
 
「尻尾を残してる」って、この状態じゃないですからね?

 この状態ですからね?

 本当に、完全にキチン質だけの部分も食べないと「完食」と見なされない我が家。

 そうか……この家で「厳しい」しつけを受けて育ったから、私は「魚をきれいに食べる人」になったんだ……と思いました。
 
 ……なんて話を今書いたのは、先日ネットでこれを読んだから。
togetter.com
 消化されにくく、消化管穿孔の事例もあるのだとか。
 こわい。
 
 両親ももうそれなりに高齢だし、今度実家に帰ったら教えてあげないといかんと思いました。
 
 ともあれ、きれいに食べるのは、作ってくれた方への感謝でもあるし、生ゴミが減って皿もきれいになっていいことばかりです。
 今後もぜひ……健康に影響のない範囲できれいに食べていきたいものです。