真倉市長(仮名)の語られざる素晴らしい功績について。

 最愛の妻、卒論ちゃん(市役所勤務)曰く。
 
卒「私が教育委員会にいた頃だけど、〜〜さんはすごい仕事がんばってたんだよ。
 学校の耐震化工事も音頭を取って推進して……。
 もちろん、もともと県から下りてきた施策だったんだけど、終了期限を前倒しで工事完了させたんだから。
 おかげで、真倉市では、地震で大きな被害を受けた学校は一つもなかったんだから!」
私「それってすごいことのような気がするけどな……。
 というか、市長もそれをみんなに触れ回ってくれればいいのに。
 この間の市民体育祭でも、誰も通りもしない山間自動車道の整備と、維持費ばっかりかかる市民運動公園ナイター設備の新設の話ばかり自分の手柄として得々と語ってやがったけど……。
 そんな税金無駄遣い事業*1、の話しなくていいから、
『我が市では小中学校の耐震化工事を前倒しで完了し、先の震災では子どもの死傷はゼロだった!』
 って、さも自分の手柄のように喧伝してくれれば、みんな行政と学校が仕事してるってわかるのに……」
卒「たぶん、市長がそれ知らないんじゃないかな」
 
 なんかやるせない。
 

*1:ちなみに山間自動車道は、山を盛大に切り開いて作ったこの辺にしては広い立派な道路(登坂車線完備)なのですが、片方の入り口は信号交差点であるものの、もう一方が田んぼの真ん中の農道という、要するに豪華な袋小路みたいな代物。