エイプリルフールでしたー。

 これまでのあらすじ。
 
 20年度当初
校長「K村先生は今年結婚して真倉市に引っ越すんだよね?
 今年で本校勤務5年目だし、向こうに異動できるといいね」
 ↓
 20年度10月
校長「職員構成の関係もあるので、できれば異動しないで欲しい」
校長「合併以前から勤務している先生も、本校での勤務年数は合併(3年前)から起算してください。」
 
……と、ここまでは前に書きました。(http://d.hatena.ne.jp/filinion/20081028
 
 で、その後。
 
 いろんな先生方にこっそり相談した末出した結論が、
 
K村「では、今年異動しないことは了解しましたが、異動希望だけは出させてもらえませんか?
 来年、『昨年度結婚し、異動希望を出したが通らなかった。今年度こそ異動したい』……って希望を出しますので」
校長「よし、わかった」
 
 ……というものでした。
 
 だって、20年度に異動希望を出してないのに、21年度になって
「結婚して通勤が大変になったので異動したい」
 ……って希望を出しても、
「じゃあなんで去年出さなかったんだよ?」
 って話になってしまいますからね。
 
 ……で、昨年度末。
 
校長「K村先生?」
K村「はい?」
校長「来年度から、真倉市に異動になりました
K村「はい?」
 
 はい?
 
 …………いや、その予感はちょっとあったんですけどね。
 色んな先生に話を聞いていると、担任の先生が全員異動しないって言ってたので。
 
 そんなはずはないし、誰か異動するとなったら私じゃないのか、と。
 
 というわけで、
「本当は今年も異動しませんよ?」
 という部分まで含めてエイプリルフールでした!
 というオチ。


 それにしても常々思うんですが、日本の公務員って、役場の窓口から警察消防、学校教員まで、大部分が4月1日付の辞令で現在の部署に配属されてるんですよな。
 
 エイプリルフール辞令で任命された公務員が行政をやってる国、日本。
 
 これ自体が壮大な歴史的冗談のような気がしてなりません。
 
 しかし真倉市って……。
 
 卒論ちゃん*1教育委員会に勤務してるところじゃん……。
 
K村「ねえねえ卒論ちゃん、真倉市の学校ってどんな感じ?」
卒論ちゃん「んーとね、小学校は17校あって、うち13校はわりと大きい学校」
K村「……大きい学校は苦労が大きそうだな……」
卒論ちゃん「でも、小さい学校は今年度限りで閉校だから、それはそれで大変だと思うよ。今年度末、静音沢小を中心に5校が統合になるの」
K村「……じゃあ、大きい学校に配属されて苦労するか、今年度は小さい学校だけど統合で苦労して来年度から大きい学校か、の違いなのか……」
 
 私、
「K村先生は大きい学校に行ったら苦労するよ」
 って言われるんですよ。
 
 ……昨年度も言われたし、旧鱶沢小勤務の時も言われたし、北海道にいた時も言われたし。
 
 さて。
 
 で、ついに移動先が判明。
 
校長「真倉市立静音沢(しずねざわ:仮名)小学校勤務と決まりました」
K村「……静音沢?」
 
 母校じゃん!
 
 ……っていうか、「5校統合」の中心になる大きい学校じゃん!
 
「大きい学校で苦労するか、統合する学校で苦労するか」だと思っていたら、「大きい上に統合する学校」でした。
 
K村「卒論ちゃん卒論ちゃん、来年度、静音沢小勤務になったよ!」
卒論ちゃん「うん、知ってた
K村「…………」
 
 なにこの情報格差
 
 さて4月1日。
 
 教育委員会にて辞令を受け取った後、勤務校に向かいます。
 
静音沢小学校長「……で、K村先生には、5年2組担任をしてもらいます」
 
 うわー高学年だよ!
 このところ1年とか2年の担任ばかりだったから感覚がつかめないよ?
 
校長「校務分掌は体育主任で……」*2
K村「え?」
 
 エイプリルフールですか?

*1:我が最愛の妻

*2:教科主任のうち、国語主任とか生活科主任とかわりと名前だけだったりする(指導力とやる気のある先生はいろんな取り組みをするが、さぼる気になればほとんど何もしないことが可能)が、体育主任は運動会やマラソン大会などの行事を運営しなければならないのでさぼれない。