……今日の給食、牛乳が出ませんでしたよ……。
いや、学校には届いてたんですけど……。
11日金曜日の震災の後、土日を挟んで14日月曜日は休校。
それで後は平常通りかと思いきや、原発事故の報道の後、教育委員会から指導が入り、15日は急遽半日授業に。
政府は
「直ちに人体に影響が出るレベルではない」
って説明してたんですけど……。
まあ、保護者から、
「放射能が来るかも知れないのに学校はやるのか」
という問い合わせが来ていたのも事実ですけど。
で、その後はまた平常日課に戻り、給食も一部献立を変更して再開されたのに、昨日
「ほうれん草や牛乳などから放射性ヨウ素が」
という報道があった途端、またしても教育委員会から指導が入って、届いた牛乳は子どもに出すな、という。
……給食センターがどんだけ苦労して牛乳を確保したと思ってるんだよ……。
大体、放射能が検出されたのは原乳であって、今パック詰めされて出荷されてる牛乳に影響はないだろうに……。
県内の避難所では、福島から逃げてきた被災者に本県産の牛乳を振る舞ってるんですけど、あれはいいのか。
その上、
「スープの具も野菜などは避けるように」
という指導があったらしく、ただでさえ大量の生鮮食品は入手困難な現状なのに、直前で献立変更でしたよ。
変更後のメニューはわかめスープでした。
……これはもしかして給食センターのジョークなのか?
実際には、出荷前に検査が行われて、基準値を超えている場合には出荷が差し止められるわけです。
だから、基準値を超えた放射能を含む食品なんて、むしろ入手する方が困難だと思うんですが。
まあ、他人様の子どもを預かっている立場上、「念のため」という思考はわかるんですけど……。
しかし、仮にも行政の立場にある者が、風評被害やパニックを煽る側に回ってどうするよ、という気がします。
……というか、教育委員会自体がパニックに陥っているんではないかなあ……。