通常営業。

 本校でもインフルエンザが流行しました。
 
 近隣の学校でも流行の噂は聞いていたのですが、本校で最初に罹患したのは我が2年生。
 で、近所だとか兄弟姉妹だとかを介してあれよあれよという間に広がり、一時は全校生の20%以上が出席停止になるという大惨事。
 
 2年生はそれに輪を掛けてひどいありさま。
 
 子どもがいない教室というのは寒いものです。
 
 給食が大量に余るので、とりあえず何でも食べ放題。
 それでも余る分は、他のクラスで欲しい子に取りに来てもらいます。
 
 それでもなお余っているところへ、食缶を抱えた6年生が。
 
6年「……おでん余ってるんですけど……いらないっすよね……」
K村「こっちも大量に余っておる」
 
 いつもおかわりの取り合いをしている6年生なんですが。
 
A児「何で6年生が来るの?」
K村「6年生も今日はお休みの人が多いんだよ」
B児「6年生の方が2年生より人数多いもんね」*1
C児「だから6年生の方がお休みの人も多いんだよね!」
K村「いや……。学級の人数は6年生の方が多いにもかかわらず、お休みの人は2年生の方が多いんだ」
 
A・B・C児「やったー、かったー!」
 
K村「勝ってない勝ってない」
 
 この日登校していたのはこの3人だけでした。
 
A児「ねえ先生、いつがっきゅうへいさになるの?」
K村「……なりません。うれしそうに聞くな」*2
 

 これは、保健室の前に張ってあった「かぜひきしらべ」のグラフ。
 
 緑の線がインフルエンザの人数。
 
 あんまりきれいな曲線になっているので思わず写真を撮ってしまいましたが、感動している場合ではない。
 「勝ったー」とか言ってる子どもたちとレベルが似たり寄ったりなのでした。

*1:学級の人数に倍近い差がある。

*2:学級閉鎖の規準は、自治体によっては条例で定めている場合がありますが、法律では決まっていません。
なので、学級の残りが3人、とかいう状況でも休業にならないことはあります。
教頭が言うには
「これで担任が休んだら学級閉鎖だね」(代わりに授業をやる職員が工面できないから)
でもそれを子どもに言うと
「先生学校来ないで!」
とか悲しいことを言われるの必定なので秘密。