卒論は腐女子じゃないですが。

今お勧めの本!(ていうかコミック!)
となりの801ちゃん (Next comics)
となりの801ちゃん
 
超お勧め!
 
えーと、知らない人のために説明すると。
作者と、彼女である801ちゃんの日々を描いたほのぼの4コマ漫画集なわけですよ。
 
801ちゃんは普段はかわいい女の子なんですが、実は背中にチャックがあってですね。
本体は、中に入っている毛むくじゃらの緑色の生物なのです。
 
で、興奮すると(主にオタクな理由で)中身が飛び出してくる、という……。
 
説明してみるとほのぼのじゃないような気もしてきましたが。
 
まあ、大部分はブログに掲載されてる漫画の書籍化なので*1、買う前にそれを見ればと思います。
http://indigosong.net/2006/04/
 
私が好きなのはこれ↓かな。
http://indigosong.net/2006/06/post_16.html
バカすぎる(失礼)。
 
やー、幸せそうでいいなー。
二人ともオタクだけどな。
 
……っていうか、
この記事↓なんか読んで、
http://anond.hatelabo.jp/20071010223924
「オタクのカップルって、そうじゃないカップルより幸せなんじゃ?」
とさえ思う今日この頃。
 
いや、なんか、
「オタクを商品化するな!」
とか言って憤ってる人もいるみたいですけど。
えー、でもさ、例えば「釣りキチ三平」(「釣りバカ日誌」でも可)を見て、「釣りキチを商品化するな!」って憤る釣り人はいないと思うんですが。
 
電車男」と違って、自分で自分のことを書いてるんだし、いいと思いますよ。
あえて怒る資格がある人を考えるとすれば、当の801ちゃんでしょうけど。
 
……なんか怒ってるらしいですが。
どうか、末永くお幸せに。
 
しかし、この本を読んでから、久しく遠ざかっていたオタク的な*2思考が高まってきたのがちょっと問題。
 
例えば、先日ちょっと書いた、本の電子化計画。
作業は現在のところ順調です。
そのうち、手順などをまとめたいと思います。
 
で、これをやりながら、脳内で一人会話。
 
「10万以上の予算と膨大な労働力、長大な工期……そして画期的な効果。これは一つ、作戦名か何かをつけても罰はあたらないのでは!?」
「作戦名か……。そうだ、“祭壇計画”というのはどうだろう?」
「さいだんけいかく? 本を裁断するから?」
「それもあるけど、本の文字情報だけを電子化して、本体は破棄する、というのが、生贄の祭壇っぽいという……」
「おお! ゴッドネットか!*3 よし、じゃあ、
『計画は順調かね?』
「うお。『はい閣下。すでに、当初計画の230%に及ぶ分量を処理しております』
『うむ。次の回収日まであと10日余り。作業の遅延は許されんぞ』
『はっ』
 
今さら中二病
 
『なぜだ! なぜこのようなことを!?』
『生存圏*4の確保は全てに優先する。それだけだ』

 
『なぜわからぬ!? もはや埃もない。紙魚にも紫外線にも脅える必要がない。水に濡れる恐れさえない。バックアップは確保され、消失する恐れもない。そう、彼らは死ぬのではない、永遠になるのだ!』
 
ただ黙々と裁断→スキャンを繰り返してるだけなのに、脳内が大騒ぎ。
しかもなんか、「祭壇計画=悪」という構図の台詞ばかり浮かぶんですが。*5
 
ともあれ、裁断機を使う関係上、電子化した本は失われるのがデメリットでもありますが、本当にいつも手元に置いて読み返したい本や、機会があれば他人に貸したい本でもなければ、電子化というのは良い手段のように思います。
 
……まあ、正直なところ、他人に本を貸す機会なんて近ごろ滅多にありませんしなあ。
 
なーんて思っていたら。
 
K村「最近、“となりの801ちゃん”という本を買ってねー」
卒論「あ、それちょっと読んでみたい」
K村「……なんで?」
卒論「雑誌で紹介されてたから」*6
K村「ん、いいよー」
 
……こんなものですね。
 
まあ、裁断する前で良かった、というか。
 
てなわけで、「となりの801ちゃん」1・2巻は、今、卒論の手元に。
感想を聞くのが楽しみです。
 
『運の良い奴め……。だが、貴様が戻る棚はないものと知るがいい!』

*1:一巻は。
二巻は書き下ろしがほとんど。

*2:遠ざかってなかったって?
いや、第二次世界大戦とかソ連邦とかはオタクじゃなくて……(泥沼)。

*3:TRPG、「トーグ」の話。
肉体を捨てて、魂だけネットワーク上に。

*4:「レーベンスラウム」と発音。

*5:たぶん、本を裁断する、という行為に、どうしても罪悪感がぬぐえないからだと思います。

*6:なんか、若い女性向けのファッション誌の名前を言ってたと思いますが覚えてないのです。