*注意*
この記事には、サイクリング、スノーボード、カヤックなどに関する内容は含まれていません。
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さて。
先日、友人が、「結婚を祝う会」なるものを開いてくれましたので、その模様をレポートしておきたいと思います。
開いてくれたのは、大学時代に所属していたサークル、TRPG同好会のメンバーです。
ちなみに、卒論ちゃんもそこの後輩でした。
……えーっと、これは初めて書きましたか?
みんな学年としては私より下なのですが、企画した拾郎さんはすでに結婚して子どもが一人。
拾郎「結婚式、残念ながら仕事で出席できません。代わりと言ってはなんですが……」
おお、気遣いのできる人発見。
ていうか私は、彼が結婚した時に祝いに行けなかった*1のがずっと心残りだったので、なんか色んな意味で残念なのですが……。
ともあれ。
事前準備
K村「……という計画があるらしいんだけど」
某 「あ、俺も聞いた」
K村「なんか、主賓が“K村夫妻”になってるんだけど、卒論ちゃんも連れて行くわけ?」
某 「えー? 俺聞いてないぞ? っていうか、それは無謀じゃないのか。俺、場を盛り上げたりできないし……」
K村「うん、それは私もそうなんだが」
TRPGはコミュニケーションのゲームです。
K村「……という計画があるらしいんだけど」
卒論ちゃん「そうなの? うん、行くよー」
K村「行くの!?」
卒論ちゃん「なんで? 先輩のお友達がお祝いしてくれるんでしょ?」
K村「いや……まあそうだけど……。ほら、顔を知らない人もいるしさ……」*2
卒論ちゃん「でもさ、せっかく先輩の数少ないお友達がお祝いしてくれるのに『あたし行かなーい』とか言ったら、『何その女?』って感じじゃない?」
K村「そ、そうだねえ……」
これが社会性というものですよ皆さん。
……ところで、数少ないとかさらっと言いましたか?
あ、ちなみに某氏は当日欠席でした。
卒論ちゃん「某さんって、先輩の高校時代からのお友達なんでしょ?」
K村「うん」
卒論ちゃん「なんで来なかったの?」
K村「……仕事で忙しかったんじゃないかな、きっと。式には来てくれるそうだし」
卒論ちゃん「ポジティブシンキングだにゃ!」
いや、本当にお仕事だったそうですので。
お疲れ様でした。
それと拾郎さん、メール返すのがいちいち遅くてご迷惑おかけしました。
社会性。
当日
会場は、県庁所在市の某レストラン。
K村「〜〜さんとか〜〜さんとかは、気遣いのできる人だからだいじょうぶだと思うんだけど。きっと」
卒論ちゃん「あたし、帰ろうかな……」
不安を煽ってどうする。
開会・記念品贈呈
K村「どうもー」
卒論ちゃん「こんにちはー」
「お待ちしてましたー」
「お久しぶりですー」*3
準初対面の人もいるので、多少ぎこちなくも開会。
「それでは、お二人の結婚を祝いまして、お祝いの品を用意させていただきました。どうぞ」
卒論ちゃん「ありがとうございますー」
「ええと、こっちは後で開けてもらった方がいいかな?」
「これは写真立てです。お二人の思い出の写真を飾ってください」
K村「おお、拾郎さんが結婚した時はこんなにいろいろあげた記憶がないのに」
「あ、K村さんにはこれを」
K村「なにこのわざとらしくコムサの袋に入った包みは」
「きっとK村さんならシャレでわかってくれると思うので」
K村「シャレかよ。(受け取る。曲げる)……本かな?」
「家で、一人で開けてください」
本当は人数はもっといるんですが、リボルテックの数が足りないのでこれで。
ちなみに出席者みんな男です。
「ええとですね、写真立てなんですが、お二人とも結婚前でまだ飾る写真がない、という場合は、ぜひこれを……」
「裏返して渡せよ!」
「おっと。これを……。」
K村「何? (見る)………………」
「選んだの某さんですから」
ありがとう、某さん。
来賓(……。)紹介
「卒論さんは、僕らのひとつ下になるんですよね?」
卒論ちゃん「はい」
「サークルで出会ったんですか? それとも、サークルの前からおつきあいがあったんですか?」
卒論ちゃん「えっと……」
顔を見合わせる来賓的な2人。
K村「サークルで会いました。……それ以来ずっと、という」
「おお、あのサークルの中でそんなことが」
「ぜんぜん気づかなかったなあ」
卒論ちゃん「でも私、サークルはわりとすぐにやめちゃったんで、あんまりサークル内でのつきあいはなかった、というか……」
卒論ちゃんが辞めると言い出したとき、私はかなり引き留めたんですが、だめでした。
だって、一緒に入った女の子2人が先に辞めちゃうんだもの。
……なんか知りませんが、
「あのオタクサークルで彼氏を見つけたって思われるのはやだー」
とかで、誰かが思い出さない限りはサークルに入ってたことも伏せようとしてたんです、卒論ちゃん。*4
失礼だな。
「いやー、うちの妹と同姓同名だからびっくりしましたよー」
……これで忘れられてると思う方がどうか。
会食
「えー、それで、K村さんに出会ったときの第一印象はどうでしたか?」
卒論ちゃん「なんか真っ赤なセーター着てて、『うわー何この人』って引きました」
K村「いきなりそれか!」
「あー、そういえば着てた着てた」
「着てましたね」
K村「よく覚えてるな君らも」
卒論ちゃん「あのセーターどうしたの?」
K村「えー、どこにしまったかな……」
「とってはあるんですか」
「いや、そこで大きなインパクトを与えたことが、後につながるのですよ」
卒論ちゃん「えー……?」
「すると、今はK村さんの服は卒論さんが?」
卒論ちゃん「あ、もう、『これを着ろー!』みたいな」
ええとでも、この日着ていった服は自分で買ったものですので。
「では、赤いセーターはモテアイテムだということで」
「この後、市内の赤いセーターが売り切れるかも知れませんな」
その話題から離れようぜ。
「あ、そういえば僕らゆうべ、僕らも実はけっこうアウトドア派なんですよー、ってアピールしようって話してたよね?」
「え、僕らアウトドアだったんですか?」
「ほら、ええとなんだっけ……そうだ、僕ら時々、みんなで一緒にサイクリングとか行くんですよ!」
卒論ちゃん「へえー。健康的ですね」
そんなの初めて聞いたぞ。
「あと、冬はみんなでスノボとか? みんな実はマイボードとか持ってて」
卒論ちゃん「あ、私もマイボード持ってるんですよ!」
「え」
「やべえ話変えろ」
ちなみにスキー板なら私も持ってますよ。
北海道に勤務してる時、スキー教室の引率用に買ったんだけどな。
「あとなんかないの? 嘘設定は」
K村「嘘とか言うな」
「あ、あとカヤック? カヤックみんなでやったりとか……」
「カヤック……ってでもあれ、何が楽しいの?」
「なんかこう……手の動きが?」
全国のカヤック愛好家のみなさんすみません。
だから読むなと。
「……まあ、ほんとはみんな超インドア派なんですけどね」
「ボーリングはアウトドアです、みたいな。あとカラオケとか」
卒論ちゃん「あ、カラオケいいですよねー」
「お。K村さんも一緒に行くんですか?」
K村「……卒論ちゃんの前では歌わない」
「えー」
卒論ちゃん「私、高校で合唱部だったんですよー」
「おお、僕も合唱部だったんですよ!」
卒論ちゃん「それで、今でも合唱部のメンバーと時々会ったりしてて……」
卒論ちゃん、他人の歌が下手だとダメ出しをするので。
卒論ちゃんの前では歌いません。
口笛・ハミングも禁忌。
……あ、職場のカラオケとかでダメ出しはしないんですよ? もちろん。
「あと何かご趣味は?」
卒論ちゃん「あと、通信教育で絵画を習ってて、スクーリングで京都まで行ったりしました。その時の友達ともまだつながりがあって……」
「おおおおお」
「アクティブな人だとは聞いてたけど、想像の3倍くらいアクティブだったので驚きました」
「……K村さーん……」
K村「なんだよ!」
卒論ちゃん「あと、ライブに行ったりするのも好きですね。ラルクとか……」
「……K村さんも一緒に行ったりするんですか」
K村「行ったよ? 一度だけ」
「……ええと、すると、お2人で一緒に出かけた時、何をするんですか?」
卒論ちゃん「えー?」
K村「何……と、言われても……」
「映画を見るとか……」
卒論ちゃん「あー……たまに。」
K村「……ぶっちゃけ、あんまり接点がないと言うか……」
僕たち、2ヶ月後に結婚します。本当です。
あ、卒論ちゃんと一緒にスキー&スノーボードに行ったこともあるんですよ?
その時の会話。
K村「カノジョと一緒に来たんですけどー、オレはスキーでー、カノジョはスノボなんですよー」
卒論ちゃん「すごいにゃ! アウトドアカップルみたいだにゃ! 本当は超インドアカップルなのに!」
……まあ、そういう。
長くなったので次回に続く。
次回の話題は、「いつごろ結婚しようと思ったんですか?」など。