民度とかいうもの。

英語教室にて。
ALTと、もう一人のアメリカ人が話し合っていました。
「そういえば、日本のdefense minister*1が、失言で辞任したよな」
「ああ、知ってる。なんであんなこと言ったんだ? わけわからんよ」
 
周囲の日本人も意見を求められましたが、私もわけわからんです。
 
アメリカじゃ、政府高官は一応能力で選ばれるんだけどな……。なんで日本の政治家は失言が多いんだろう。信じられないよ」
 
日本の政治家はpotatoのスペルを間違えたりしないぞー。*2
(じゃあ「馬鈴薯」って書けるか、って言うと別問題ですが。「芋」だって間違う人はいるぞ、きっと)
 
冗談はさておき、確かに海外の失言は、「政治的に不適切」なものが主なのに対して、日本のは「基本的にバカ」なのが多い気がします。
なんでだろう。
 
可能性1:基本的にバカだから。
可能性2:日本の方には失言が報道されやすい風土がある。
可能性3:海外でも同じように失言が問題になっているが、くだらないので日本には伝わってこない。
 
件の二人の会話を見るに、「3」はない気がします。
この記事http://www.chosunonline.com/article/20070707000023は、例の「女性は産む機械」発言が、「各国首脳の失言集」として中国で紹介された……ということが載っている朝鮮日報の記事ですし。
 
日本の失言は世界を巡る。
日本は世界の文化の発信源なのです。
……ヤだな。*3
 
「……で、後任のdefense ministerには、babeが任命されたんだぜ」
「わお! マジで? で、そのコ、国防には詳しいの?」
「さあ?」
「だめだろそれは……」
 
日本とアメリカの違いについて思いを馳せたことでした。
 
……主に、「アジア人の方が若く見える」ということについて。
 
50過ぎた人を「ベイブ」とは言わないだろ、普通……。(失言)

*1:防大臣。……これで合ってる?

*2:クエール副大統領のこと。Wikipediaにも載ってる。
その他、氏の輝かしい名言の数々は、http://valent.hp.infoseek.co.jp/drama5.htmに詳しい。

*3:まあ、日本は「大国」なので、海外で報道されやすいということは確実にあるでしょう。
例えば日本の閣僚の失言がシーランド公国で報道されても、シーランド公国の閣僚の失言は日本で報道されない、ということはあると思います。
でも、アメリカ国内に住んでたアメリカ人から見ても、日本の閣僚の失言は多いらしいので。