報道の自由。

先日のこと。
A女から相談というか告げ口というかがありました。
 
A女「あのね、Bちゃんがあたしに、『C君がAちゃんのこと好きなんだよねー』とかって言うの」
担任「おやおや。 それで、A女さんは嫌な気分だったんだね?」
A女「うん……」
 
『だれそれがだれそれのこと好きなんだってー!』
とか
『うわー、ラブラブー!』
とかいうからかいは、うちのクラスでは今まであんまりなかったんですが。
やっぱり、もう4年生に近い子たちですし、心身の成長と共にそういうのも出てくるんでしょうか。
 
ともあれ、嫌な思いをしている児童がいる以上、放置はできません。
 
早速B女を呼びます。
ただ、いきなり「お前が悪い」的な態度を取ると、双方から事情を聞く前にB女の口が固くなってしまうので、なるべく穏やかに事情を聞いて、受容的に指導するよう心がけます。
 
担任「B女さん、A女さんに、『C男君がA女さんのこと好きなんだよねー』とか言った?」
B女「はい、言いました……」
担任「そうか……。 どうして、そういうことを言っちゃったのかな?」
B女「この間、C君に『好きな人だれ?』って聞いたら、Aちゃんだって言ってたから……」
 
あ?
 
担任「…………B女さん、C男君に直接確認したんだ?」
B女「はい」
担任「で、本人が、Aちゃん好きだって言ったのな?」
B女「はい」
担任「……そ……そうか……」
 
事実とすればそれはからかいではないんでは。
C男も呼んで確認した方がいいんでしょうかいいえよくありません。
 
担任「あー……、まあ、そういうことをA女さんに伝えるかどうかは、本人が決めることですから。周りがわあわあ言うことではないよ。周りの人があれこれ言うと、本人は恥ずかしくなっちゃうからね」
B女「はーい。Aちゃん、ごめんね」
A女「ん……。いいよ」
担任「えーと。 それじゃあ、A女もB女も教室に戻ってください」
AB「はーい」
 
あー。
 
C男、ファイト!
A女には嫌がられてるみたいだけど!