客観的に自分を振り返ること。

秋の交通安全週間の登校指導のため、しばらく体調を崩して倒れておりました。
 
なんというか、朝早く起きるのが何より苦手なのです、私は。
早くなくたって苦手なくらいですが。
 
さて、幼稚園の話。
 
どこでもそうなのか私がお世話になったところが特にそうなのかわかりませんが、何をするにも歌と音楽に合わせて動きます。
 
おはようの歌、いただきますの歌、ごちそうさまの歌、お昼寝の歌、おやつの歌、さようならの歌……その他諸々。
 
朝、子どもたちはみんなで集まって体操をするのですが、これが「アルゴリズム体操」(NHK教育テレビピタゴラスイッチ」より)。
 
といっても、さすがに二人(ないしそれ以上)であれをやるのは幼児には無理なので、若干振り付けが変えてあるのですが。
 
私も、一日目で覚えて、二日目には他の先生と一緒に子どもたちの前に立ってやりました。
 
先日の指導主事訪問で、
「体育の準備運動というと、号令に合わせてやるのが一般的だが、リズムに合わせてやったほうが一つ一つの動きをしっかりできる、という面もあり、検討してみてはどうか」
……という指摘があったので、こんな感じなのかなあ、などと考えさせられました。
 
まあ、客観的に考えると、いい年して
「ぐるぐるぐるっ、ぐるぐるぐるっ、ぐーるぐるー♪」
……とか歌いながらやっているのって、結構恥ずかしい図ではあるんですが、その場では子どもたちと他の先生しかいないわけで、「客観的」な視点というものが
 
「おはようございます」
 
何か聞き慣れた声が。
 
顔だけそっちに向けると、本校の校長でした。
 
つまりあれです、二日間に渡って職員が幼稚園にお世話になるということで、ごあいさつに来たわけですね。
 
体操の途中で抜けるわけにも行かないので、そのまま続けたわけですが、その間校長先生はずっと微笑みながらこっちを見守っていました。
「パッチンパッチンガシンガシン♪ パッチンパッチンガシンガシン♪」
 
恥ずかしいっつーの。
 
ようやく体操が終わるころになって、幼稚園の職員が
「こちら会議室でお茶でもどうぞー」
 
遅えよ。
 
その後、園庭で子どもたちと一通り遊んで、
「よし、じゃあ、お部屋まで先生と競争だよー」
……という場面で、
 
「じゃあ、K村先生、がんばってくださいね」
……とかいって微笑みながら帰って行かれました。
 
いや、なんか恥ずかしい場面だけ選んで見てますか?
 
とか思ったけど、よくよく考えると、幼稚園での言動って、客観的に考えるとどの場面も恥ずかしいかもだ。
 
……いや、ひょっとして小学校も……?