夏休みの研修で行ってきた、国語に関する研修。
いくつか、小さいネタっぽいものがあったので、導入を検討しよう。
授業開始の10分を利用した読み聞かせ+語彙指導+ノート指導のすすめ
国語の授業ごとに、10分間の読み聞かせをする。
一冊読み終わるのは無理なので、「続きはまた明日」(国語は毎日あるので)。
うちのクラスだと、最初の10分は漢字テストだけどなあ……。
語彙指導は、主に読み聞かせの中で出てきた言葉をもとにクイズをやる。
「『1・黒いしゃすの服 2・黒いしゅすの服 3・黒いしょすの服』
今日のお話に出てきた言葉です。 正しいのはどれでしょう」
とかいう。
で、例えば週末の宿題として、辞典でその意味を調べてくるようにする。
「語彙指導というのは、学校の教科書教材だけでは難しい」
そのとおりだなあ。
そして、週明けに子どもたちが持ってきたものを見て、丁寧に書いてあれば「A」とか、評価をつけるんだと。
「丁寧にコメントしてあげた方がいい、という先生もいるし、それは立派だと思うんですが、なかなか私はそれが難しくて……」
わかるなあ、それ。
必ずやって欲しい読書指導
「本は、無理矢理にでも読ませなさい」
「早く読まないと、大人になっちゃうよ」
けだし名言。
「放っておいたって絶対読まないんだから」
一週間で字をうまくする方法
つまり、文学教材の視写を宿題として出して、その丁寧さを評定する、ということ。
個別にきちんと評価してあげることが子どもを伸ばす、というのは、法則化の原則ですね。
短時間ででき、しかも上手になる音読テスト
法則化の「別れの言葉」指導の応用。
一人一文ずつ読んで、最後に短く講評する。
「〜〜さん、〜〜さん、〜〜さん、勝手読みでした。2点。 〜〜さん、〜〜さん、早すぎます。5点。 〜〜さん
、〜〜さん、〜〜さん、……素晴らしい! 10点です」
朝の会の日替わりメニュー
毎日の朝の会、「先生の話」で、日替わりメニューを導入。
1・クイズ(かんたんななぞなぞ数題)
2・作文(コンクールの入賞作品の音読など)
3・思い出話(先生の昔の出来事を話す)
4・じゃんけん大会(優勝者一名に、賞品として先生の机の中に眠っていたがらくたをあげる)
「たとえ嫌なことのある一週間であっても、金曜日、じゃんけん大会に勝って賞品をもらえば、『ああ、今週はいいことがあった』って、子どもは思えるわけですよ」
……そうだなあ……。
子どもたちの学校生活に、「いいこと」を増やしてやるのが、担任の仕事かも知れないなあ……。
子どもが苦しみ親が喜ぶ漢字テスト
「アメリカのしゅとはどこだろう」
とかいう漢字テスト。
「首都」って書いて5点、「ワシントン」って書くとさらに5点。
また、最後の数問は、
「一文字で動物を表す漢字を5つ以上書きなさい」
「『きょう』と読む漢字を5つ以上書きなさい」
のような漢字力のみならず言語能力全体を試す問題。
そういうのを作るのは大変だけど……。
「子どもも喜ぶ」んじゃないかな、と思った。
研修の後半は、宮沢賢治の「やまなし」の実践だった。
「クラムボンとは何か。あなたが賛成できる考えはどれ?」
「賢治は、かわせみとお魚と蟹のどれになりたかったのだろう」
「「賢治の見た風景〜あなたのイメージは?〜」
「賢治はどうして『やまなし』という題名にしたのだろう?」
「あなたは『五月』と『十一月』のどちらのファン?」
「5年1組の幻灯を作ろう」
すげえレベル高いぞ。
まあ、大学附属小だし。
正直、あの課題をうちの子どもたちにぶつけたら、たぶん3・4人くらいの子がガンガン発言して、あとの子はポカーンとしてる授業になると思うなあ。
……。
でも、課題の立て方は参考になるな、と思いました。
正直、後半は私の力量では理解しきれなかったので、子どもたちを教える前に私がもっと勉強しないといけないと思いました。
っていうか、つまり国語の課題をどう立てたらいいかもよくわかっていないのだな、私は。