我流漢字が資本を滅ぼす!(意味不明)

 夏休みも残りわずかとなりましたが、宿題は終わりましたか?
 
 子どもたち、夏休みを楽しむのはいいんですが、休みが明けたら休み前に勉強したことをきれいさっぱり忘れてる、とかわりと良くあるので、休み明けは苦労します。
 
 今年も、半ばを過ぎてから
「宿題の作文のテーマがなんだか忘れたので教えてください」
 という電話がかかってきたり、8月5日に描いた絵の描き方の記事が昨日になってホットエントリ入りしたりしたのでちょっと心配です。
 
 なんかいつもの10倍くらいアクセスがあったので何事かと思いました。*1
 
 それはともかく。
 
「下流新書が出版業界を滅ぼす!」(一本足の蛸)*2
という記事で、

自動車学校に勤めている知人が「最近の大学生は……」と愚痴っていたのを聞いたことがある。漢字が読めないからペーパーテストの設問の意味がわからず、何度挑戦しても必ず失敗し、とうとう期限までに卒業できずに高い教習料が全部無駄になってしまった、というような話をいくつも聞かされた。

 なんてことが書いてあります。
 
 大学生の漢字能力については他にもいろんな話があって、大学生に漢字検定2級の問題をやらせたら、正答率が4割弱だった、なんて報道もありました。
http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-292.html
*3
 
 本来は運転に関する知識を問うための問題なのに、「漢字」という国語的な問題で落第してしまう、というのは、わりと学校でも他人事ではありません。
 算数の問題の設問が理解できなくて答えられない、とか、ごく普通。
 
 lever_building氏に言わせれば「いかさまだ」ということになるでしょうか。
 「学校という空間」をこそ もんだいに しよう(やねごんの日記)*4
 
 まあ、そのあたりにはいろいろ疑問もありつつ、しかし、ある程度の国語力も必要だと思うのですよ。
 
・超人的な数学的才能を持っているけど言語的には小学生並み
・レベルの高い大学に行けばそこそこゴロゴロしてる程度の数学的才能で、言語能力は人並み
 
 どっちの方が、社会に出て数学的才能を生かせるか、というと、たぶん後者でしょうから。
 そういう意味では、各教科等のテストで国語力が必要になるのが必ずしも不当だとは言えない、と思います。
 
 自動車免許の学科試験だって、試験問題を読めないほどの漢字力では、運転中に道路沿いの注意書きとか読めなくて危険なことがあるかも知れないですから……。
 
 ……ところで、先日運転中に発見した道路沿いの看板。
 
 
 
 製……何?
 
 ごめんなさい、私も漢字力が足りませんでした。*5
 
 ていうか、子どもに残暑見舞いを出そうとして、自分が漢字を忘れてることを発見。
 漢字が書けないんじゃなくて、
「子どもがすでに習った漢字はどれだったか」
 を忘れてるという。
 
 夏休みボケ。
 休み明けに苦労しそうです。

*1:ホットエントリ入りしたのは、最近のはてな界隈の議論がたまたまちょっと絡んでいたからだと思うんですが。

*2:「見出しはネタです」
と書いてある。
っていうかむしろ釣りタイトルです。

*3: これ、
「中学生と大学生で問題が違うじゃん!ミスリーディングだ!」
 とか主張する人もいるんですが。
 でも、小学1〜6年生にそれぞれ前の学年の漢字をやらせてみて、6年生の正答率が一番低かった、とかいうことになったら、やっぱり5・6年生の担任は危機感を抱くのが普通だと思うんですけど。

*4:……しかし、氏の文章の表記法が読みやすいとはお世辞にも言えない、と思うのは私だけでしょうか。
日本語を表記するのにもっとも適しているのが漢字仮名交じり文なのは否定しがたい事実なのであって、それをなんとかしたいなら、日本語をやめるしかないと思うのです。
現状だとたぶん英語?
英語にもたぶん英語特有の問題があるはずなんですけど。
同じ「th」なのになんで発音が何種類もあるんだ、とか。

*5:パソコンの手書き認識でも出てこないし、手元の漢和辞典にも載ってない。