政治の季節 〜太陽神戸三井住友銀行〜

学校統合関係。
 
現在の所、統合やむなし、という状況で。
 
今は、統合後の校名を「卯崎小学校」にするのか「鱶沢小学校」にするのか、という条件闘争になっている様子です。
 
というか、未だに統合反対の人はいるんですが、もうそれはどうにもならないので、評議会の方針がそうだという。
 
学校の方では、先日、交流会ということで、向こうの学校に行って一緒に遊んで、校舎内を見学し、一緒に給食を食べて帰ってきました。
 
もうじき、第二回の交流会として、向こうの学校の子どもたちがこちらに遊びに来る予定です。
 
教育委員会も、もう少し余裕を持って指示してくれれば、準備も楽なのに。*1
 
先日、児童の安全確保に関する保護者会、というものが開かれたのですが、終了後、なんだかPTA会長と副会長が、反対派の保護者から詰め寄られて大変そうでした。
……かわいそうに。
 
校名については、教育委員会に陳情に行ったそうなんですが、
「議会に諮らないと何とも言えない」
という返事だったそうで。
 
そのための手順としては、
「学校は地域の皆さんのものですからね。地域の皆さんの声に従って決めることになります」
……という、大変民主的なお返事。
 
ちなみに、「統合」と言っても、法的には(校長先生が言うとおり)「鱶沢を廃校にする(卯崎はそのまま)」という手続きです。
つまり、放っておけば、そのまま「卯崎小学校」になります。
 
で、「地域の皆さん」
……ということになると、今の保護者だけではなく、地域住民全体、ということになります。
すると、まず思いつくのは住民投票でしょうか。
 
しかしながら、現状、鱶沢地区は、卯崎よりも住民数が少ないのです。
 
児童数は、鱶沢の方が多いのですが。*2
 
つまり、住民投票に持ち込むと負ける公算が大。
 
というか、三月議会にかけるためには、一月中に議案をまとめないとならない。
 
それはもうほとんど無理なんじゃないか、と思いますけど。
たぶん、教育委員会も、それを知った上で「地域の皆さんの声」とか言ってるんだろうなあ。
 
とりあえず、向こうの学年委員長とこちらの学年委員長を集めて話し合って、その結果を「地域の声」として報告しよう、と言う方向で動いているみたいですが。
それなら、両地区から代表6名の話し合いということになります。
 
卯崎側は、基本的に合併賛成派で、鱶沢ほど校名に強い思い入れもないようなので、勝算はあります。
 
……なんか、三部会*3みたいだな。
いいのかそれ。
後々禍根を残しそうだけど。
 
もう、私は、「卯沢小学校」とか「鱶崎小学校」とか「卯崎鱶沢小学校」でいいんじゃないかと。
……「鱶沢卯崎じゃないとだめだ!」とか言う人がいるのかな。
 
「デブの国ノッポの国」で似たような話がありましたっけ。(ISBN:408274018X
この際、それにならって「青ばら小学校」とかにしますかね。*4

*1:指示されなくてもやれ、という話もあるでしょうが、移動に使うバスの費用を握っているのが向こうなので、独力では実施できないのです。

*2:この辺が、「こっちの学校の方が大きいのに!」みたいなプライドを刺激する要因なんですが。

*3:フランスで、絶対王政期の前後に招集された、貴族・聖職者・平民それぞれから成る議会。
それぞれの身分から同数の議員が出席した。(時代によって例外がある)。
もちろん、社会に占める数は、平民が圧倒的に多い。

*4:同書より。
デブの国とノッポの国で、小さな島を巡って戦争になる。
一度停戦が成立して、島を中立地帯にすることが決定されるものの、島名を「デブノッポ島」にするか「ノッポデブ島」にするかでもめて、結局戦火が再燃してしまう。
で、最終的には、「青ばら島」に落ち着く。
ちなみに、「青ばら」には、「存在しないもの」という意味がある。