平成18年度職員一覧。

新年度です。
 
私の本年度の勤務校は、鱶沢小学校。
 
昨年度と名前は一緒ですが、旧卯崎小学校と旧鱶沢小学校が統合され、校舎は卯崎小学校、名前は鱶沢小学校、職員は両校から半分ずつ、という、新しいんだか古いんだかよくわからない学校です。*1
 
登場人物紹介。
まだ4月始まって間もないんで、初対面の先生たちのことはよくわからないんですが。
 
校長
旧卯崎小学校から。女性。
「口調は柔らかだが言うことはきつい」というもっぱらの評判。
几帳面で神経質、らしい。
校長になって2年目の先生で、はりきっています。
 
教頭
旧鱶沢小学校から。女性。
几帳面で朗らか。
教頭になって2年目の先生で、やっぱり張り切っています。
 
というわけで、校長教頭とも女性、という職場環境。
 
まあ、元々小学校というのは男性より女性の方が多いのですが、私はこういう状況は初めてです。
 
ていうか、二人とも「几帳面」な時点で、個人的には「もーだめだー」みたいな。
勤務開始が8:10のところ、7:55くらいに出勤すると、職員がもうほとんど全員そろっているのですよ。
 
……去年は、始業ぎりぎりに駆け込んでたんだけどな……。(朝が弱い)
 
教務主任
旧卯崎小学校から。男性。
大層穏やかな物腰の、年輩の先生。
「やり手だけど、どんどんこっちに仕事振ってくるよ」とは、旧卯崎小の先生の言。
教務になって、やっぱり2年目(だったと思う)で、やっぱり張り切っています。
 
三人とも張り切っているので、下役もがんばらないと……。
 
養護教諭
旧鱶沢小学校から。女性。
地元の農家の出身で、何かというと地元で採れた野菜を使ったお総菜を持ってくる。
これは教頭先生も同じで、一番最近のは、教頭先生が持ってきた里芋の煮物と菜の花のごま和えだった。
 
「ほら、K村先生、食べな」
「は、はい……(里芋が苦手)」
 
6年担任:T教諭
旧卯崎小学校から。男性。
昨年度5年担任。いわゆる「持ち上がり」です。
もっとも、半数以上が旧鱶沢小学校からやって来た児童ですが。
卒業担任、というのは、仕事も気苦労も多いので大変だと思います。
それに、旧鱶沢小女子は、人間関係が入り乱れているので……。
数学専攻らしいのに体育主任。
 
5年担任:A教諭
旧卯崎小学校から。女性。
開校式でピアノを弾いていましたが、音楽主任ではなく。
小規模校でピアノを弾ける先生が二人いる、というのは珍しい気がします。
……いや、私も、採用試験ではピアノがあったんですが……(口ごもる)
教科書事務担当だけどパソコンが使えない、というよくある状況で、どうも私が今年も「教科書担当補佐」みたいです。
 
4年担任:Y教諭
旧卯崎小学校から。男性。
児童指導主任。
私の隣の席になります。
腕白揃いで、誰が受け持つのか注目の的だった4年を担任。
勤続年数的には教務主任をやっていてもおかしくない、らしいんですが。
前任校にいる間、「実力はある」……という、よくわからない評を聞きました。
 
3年担任:K村(私)
旧鱶沢小学校から。男性。
昨年は2年担任でしたから、やっぱり持ち上がり。
一昨年には本県の初任者に混じって、初任研の地域研修を受けたりしていたのに、今年は「5年目研修」。
あれです、北海道の勤続年数が加算されるからです。
 
「うわー、K村先生、もう中堅だね」
「もう新人じゃないね、がんばらないとねえ」
 
なんて言われる、ってことは、現実には依然として新人同然の仕事ぶりだ、ってことでしょうか。
 
……がんばります。
 
2年担任:H教諭
旧鱶沢小学校から。男性。
昨年は6年担任だったところ、突然の低学年。
 
「いや、昔から、低学年のちっちゃい子に涙で見送られて学校を去るのが夢だったんだ」
「……もう去る算段ですか」
 
個人的に尊敬する先生なので、勤務校が同じなのは個人的にはうれしいんですが。
 
「低学年は初めてだからさあ。K村先輩に色々教わらないと」
「う」
 
1年担任:Y教諭
旧鱶沢小学校から。女性。
音楽主任。
低学年のプロ。
明るい先生で、手先が器用。
 
異動が発表された後、養護教諭が評するに、
「新しい学校の校長先生は力のある先生なんだね。 うちの学校の中堅どころばっかり引き抜いてくんだから。 力量のある先生ばっかり集める気だね」
 
私はおまけっぽい。
 
その辺の人事の力関係は、私にはよくわかりませんけれども。
しかし、力のある校長先生はともかく、その力で(異動希望を出していたのに)引き留められてしまった1・2年担任はちょっと不幸なのでは。
まあ、私は心強いんですが。(私が異動しなかったのは、鱶沢での勤続年数が短く、異動希望も出していなかったことによります)
 
1〜3年が旧鱶沢小、4〜6年は旧卯崎小担任で固まっているんですが、どうも、旧卯崎の先生たちは今のところ口数が少ないので、どんな人なんだかよくわかりません。
ていうか、やっぱり、校長先生によって職員室の雰囲気って変わるんだな、と思います。
 
去年は、良くも悪くもおおらかな校長先生でしたから、職員室ではみんな好き勝手なことを言っていましたが……。
 
で、力のある先生たちが集められた中に放り込まれた結果、今年の私は仕事がありません。
 
校務分掌一覧を見たら、名前がほとんどない。
 
情報メディア教育主任と国語主任くらい。
 
どっちも肩書きは偉そうですが、実務はあんまりありません。
 
ラッキー!(待て)
 
いや、これまで毎年仕事は増え続けてきたのに。
この状態が2年くらい続いたら、何にもできなくなっちゃうんじゃなかろうか。
まあ、去年だって失敗続きだったんですが、失敗から得た教訓ってやつを忘れてしまうような気が。
 
……「早めにやれ」「書類はちゃんと読め」「報告・連絡・相談」以上の教訓はなかった気がするけどな。
 
ともあれ、こんな人々と一緒に今年はがんばって参ります。

*1:どうでもいいことながら、実名を元にした「鱶沢」と「卯崎」という名前(仮名)が、偶然ながら「因幡の白兎」ぽくて気に入っていたので、ちょっと残念。