同窓会的なお知らせ。

 鱶沢小学校の同僚からメールが来ましたよ。
 
 あの頃お世話になった校長先生が、この春で定年退職されるのだそうです。
 で、当時のメンバーで集まって、お祝いの会を開こう、という連絡でした。
 
「当時」というのはもう今から3年前のこと。
 校長先生自身、すでに鱶沢小学校から転任しているのに、わざわざ当時のメンバーで集まろう、というのは、それだけあれが良い時期だった、ということなのでしょうね。
 
 私自身にとっても、鱶沢小学校で1・2年生を担任していた時期は楽しかったなー、という思いはあります。
(今にして思えば至らぬところも多々ありますし、ずいぶん周囲に迷惑をかけたなあ、とも思いますが……)
 
 ……どうしようかな−。
 
 いや、流れからすると当然出席した方がいいんでしょうけどもね?
 
 しかしながら、私が昨年度うつで休職していた、という話は、隣の地区である虚実市にも届いていたらしく、出席するとだいたいみんなそれを知っているものと思われます。
 
 ……いや……。
 
 あえてそこに触れないでもらえれば助かるんですけど、そうはならない気がする。
 
 以前、当時勤務していた男性メンバーだけで集まって飲み会があったんです。
 で、よもや自分のことが知られているとは思わずに出かけていったらすでに周知の事実で、酔った当時の教務主任(すでに転出して教頭に昇任してますが)から、
「これは一つの試練だから! これを乗り越えることで、K村先生は立派な先生になるんだよ! 乗り越えなきゃ駄目だよ!」
 と、繰り返し全力で励まされたのがかなりトラウマです。
 
 いや……。
 温厚でとてもいい先生なんですけどね。
 
 ただ、酔うと教育について熱く語る癖があって。
 どんなに酔っても筋の通った教育論を延々と語れるのがすごいなあ、と思うのですが、そのテーマに自分の鬱が採り上げられるとなかなか辛いものがありました。
 
 他の先生もなかなか割って入れない……というか、止めても酔ってるとたぶん聞かないし。
 
 今度集まるのはその先生だけではなく、もっと大勢なわけですが……。
 
 こう、「田舎のおばちゃん」みたいな先生もいるしなー……。
 根掘り葉掘り聞かれそうな予感がする……。
 
 変に腫れ物に触れるような扱いをされるのもそれはそれで辛いし。
 我ながら難儀な奴だと思いますが。
 
 卒論ちゃん(最愛の妻)いわく、
「なにか用事があることにして欠席したら?」
 そうねえ……。
 一ヶ月も前に連絡頂いてる上、実際にはたぶん何の予定もないんですけどね。
 
 出席して、なんだか当時いろいろ心配されていた結婚生活が、実際にはいかにラブラブで幸せかをアピールしてきたい、という思いもあるのですけど。
 
 今週中くらいに返事をください、ということなので、もう少し考えてみますが。
 出るにしても断るにしても気が重いなあ……。