引っ越してます。(現在進行形)

アパートを決めるに当たっては、卒論ちゃんと若干の意見の相違がありました。
 
……いや、
「追い炊きが必要」
とか
「自分の部屋が欲しい!」
とか、そういう点ではお互い意見は一致してたんですが。
 
「部屋はよく探すべきかどうか」
 
……という点で。
 
K村家ドクトリンだと、
「とにかく現地に足を運ぶこと。
 方位・寸法は測ってみること。
 メジャーは自分で用意したのを使うこと。
 多くの部屋を見て比較すること」

 
……が基本方針です。
 
大学時代に一人暮らしを始めるに当たっては、母が部屋探しに同行しました。
 
……で、
「退去時に畳替えをする規則になっているのに畳が茶色い(タンスの跡までついてる)」
「書面では『南向き』だけど、計ってみたら東南東向き」
「“周辺環境良好”って書いてあるのに行ってみたら隣がカラオケスナック」

など、様々な物件を目の当たりにしました。
 
サイズにしても、一口に「6畳」とか言っても、畳にはいろいろなサイズがありますから、メジャーは必須。
 
で、まあ、結局は畳が茶色い部屋に住んだんですが。
(交渉して、「退去時に畳替えをしなくても良い」条件にしてもらった)
 
……と、そんなK村家に対して、卒論家はかなり方針の違いを見せています。
 
卒論ちゃん「この間アパート見たじゃない?」
K村「うん」
卒論ちゃん「けっこう良かったよね?」
K村「あー……、まあね」
 
きれいで広くて日当たりも良くて、セキュリティ対策も必要想像以上に完備された良い部屋でした。
問題は、予算より家賃が高くて、駐車場が足りなかったこと。*1
 
卒論ちゃん「うちのお母さんに、『いい部屋だったんならなんでそこにしてこなかったの!』って怒られた……」
K村「えー」
 
最初に見た部屋に決めるなんてありえねえー。
 
K村「この間も、拾郎さんが『部屋は探せば探すほどいい物件が見つかる』って言ってたじゃない!」
卒論ちゃん「うーん……」
 
で、まあ、決まったんですけど。
 
卒論ちゃん「ネットで見つけたんだけど!ここ、見に行こうよ!」
K村「そうだね。そこの不動産屋さんに行って、他にもおすすめをいくつか見せてもらって、比較してみよう」

(不動産屋にて) 
卒論ちゃん「すみませーん、この部屋なんですけど……」
不動産「お目が高い!」
K村「!?」
不動産「ここはいい部屋ですよー!? 今このアパート、たまたま一室だけ開いてるんですが……」
K村「あ、あの、他におすすめとか……」
不動産「ないです。これよりいい部屋は」
K村「えーっと、もう一室少なくてもいいので、もっと安い部屋は……」
不動産「この辺りにそのクラスはほとんどありません。あっても、共益費とか駐車場とかを考えると、対して変わらないですね」
K村「……」

(現地にて)
卒論ちゃん「どう? いい部屋じゃない?」
K村「……確かに……いい部屋……だね。……いや、でもさ、もう一軒不動産屋を回って、他の部屋も見ない?」
卒論ちゃん「えー? 人気の部屋だって言ってたじゃん。もたもたしてるととられちゃうかもよ?」
K村「でも、一応、話を聞きに行くだけでも……」

(別の不動産屋前にて)
「本日、職員研修のため休業」
 
K村「……天命……?」

(K村実家にて)
K村「……と、いうようなことになりました」
K村母「じゃあ何? 実質2つしか見ないでアパート決めたの?」
K村「うん……。この部屋なんだけど(資料渡す)」
K村母「(読む)ふうん……。共益費は?」
K村「家賃込み。駐車場も2台込み。……間違いなく南向き。角部屋だから採光も良好」
K村母「えーっ。……じゃあ……それはいい部屋だわ」
 
ば……万歳。
 
いや、喜ばしいことなんですけどね。
 
K村「卒論ちゃんのお手柄だね」
卒論ちゃん「えっへんにゃ!」
 
っていうか、結果的には、卒論ちゃんにけちをつける以外なにもしていない私。
とほほ。
 
まあ、長年住んだ今の部屋とも、もうすぐお別れです。
 
余談。
電話とかプロバイダとかいろいろ手続きが必要でめんどくさいんですけど。
 
NHKは、ネット上から手続きが可能。
http://www.nhk.or.jp/domo/moving/type_s.html
 
……なんだけど、ボタンをクリックすると
“NHKサイト「受信料の窓口」は移動致しました”
……って……。
 
もしかして、
「引っ越し手続きだから引っ越してるんだよ!HAHAHA!」
とかいうジョークなの?

*1:「隣の家の人が了解してくれれば駐車場が広げられるので大丈夫」
って話だった。