遠足でりんご狩りに行きました。
「あ、先生、りんごの木に名札が下がってるよ!」
「本当だ。りんごの種類がわかるようになってるんだね」
観光客を考えているりんご園では、ただのりんご畑とは違う配慮があるのですね。
「べにだま!」
紅玉。
「あれは『こうぎょく』と読むのだよ」
「べにだまー!」
「……まあ、“べに”と読めたのは立派だね」
「あっちが『にっこう』!」
陽光。
「いや、あれはそうは読めないぞ。意味は一緒だけど」
「あれは『ちあき』!」
千秋。
「……『せんしゅう』、だよ、たぶん」(調べたらそうでした)
「げいのうじん? テレビとか出る? ちあきちゃーん!」
どこまでわかっててやってるんだかわからないんですが、どこまでわかってるんですか。