雨乞い。

3年生になって、理科が始まりました。
 
3年生の理科は、まだ、理科室で実験、というよりは、外に出て昆虫や植物の生活やつくりを調べる、といった、自然の様子を観察する活動が主になります。
 
で、そうなると問題になるのが天候。
 
今でも覚えていますが、私が小学生の時の理科に、「流れる水の働き」みたいな単元があって、雨が降った校庭に出て、校庭を雨水が流れる様子を観察する必要があったのです。
 
昨年度、3年生の理科を担当した教頭先生は、
「去年はホントに天気には恵まれたわよねえ。ちょっと曇ってても、さあ理科をやるよ、って時間になると、ぱあっと晴れてきてね」
 
『先生、今日は外に行くんですか?』
『行くわよー』
『やっぱり!』
『どうして?』
『だって、急に晴れてきたから!』
 
みたいなやりとりがあったそうです。
 
「教頭先生は晴れ女だ、って、子どもたち信じてたわね。 やっぱり日頃の行いがいいからかしら」
 
まあ、私は、晴れ女とか雨男とか言う非科学的意見は信じませんが。
 
さて。
 
ここまでの話の流れでおわかりでしょうが、今年はすごい勢いで天気に祟られています。
 
梅雨時だから仕方がないとはいえ、晴れているのを見計らって、
「さあ、それじゃあ鏡を持って外に出よう」
とか言うと、外に出たとたんにわかに空が曇って実験ができなくなったり。
 
「影の動き」を調べる実験をするために、1時間ごとに影の位置に印を付けていたら、
 
 9時:晴れ。実験開始
10時:晴れ。
11時:薄曇り。
12時:集中豪雨。
 
正午の影をチェックできないんじゃ、実験をする意味がありません。
ていうか、雨でマーカーが全部流されて、後で回収するのがえらいことに。
 
おかげで、ここしばらく理科の授業が進みません。
 
…………。
 
俺のせいかー!(逆ギレ)