読書指導リターンマッチ。

秋と言えば読書の秋。
私は、かつては読書好きの小学生でしたが、読書指導は苦手です。
 
だって、なんで本を読まないのか分からないから。
 
以前、読書指導の一環として、各自の読書活動を読書カードにまとめて、どんどん増やしていこう、と考えました。
自分がどれだけ本を読んだかわかりますし、それぞれの本のおもしろさを他の人に伝えることにもなります。
 
しかし、冊数を記録していくのだと、「じゃあ、薄い絵本をたくさん読んだ方がいいや」……という話になってしまいます。
(もちろん、数を競うものではないのですが、どうしても他の人には負けたくないものですし)
 
どうしたものかと考えていると、ある本で、「ページ数を記録して、累計を出していく」という手法が紹介されていました。
なるほど。もちろん、ページに書かれた文章の量も、本によって相当の差がありますが、なんでもかんでも一冊は一冊、と数えるよりは妥当そうです。
 
……で、題名と登場人物と一言コメントとページ数を記録するカードを作って、「さあ、読んだ本のことをここに書いていこうね」……と話したら。
 
「先生、ページ数ってなんですか?」
「ページの下の方に数字が書いてありますね。その、一番最後のページの……」
「どこですか?」
「どれどれ……あれ?」
 
絵本にはページ番号が打っていないことが多いのですね。絵に無関係の数字を入れることになるからでしょうか?
初めて知りました。
 
「えーと、1、2、3、4、5、6……先生、このページ(奥付)は数えるんですか?」
「……私が悪かったよ」
 
いくら薄いとはいえ、一ページずつ数えていくのでは煩雑ですし、かえって読書の意欲をそぎかねません。
思わぬ所で計画は頓挫。
 
なんとかならないものか。
現在リベンジを計画中。
アニマシオン関係の本を買って勉強しています。