対岸の火事ではなくて。

今、5年生の担任がえらい苦労をしています。
 
学級内の人間関係がぐちゃぐちゃで。
 
男女が全く関わりを持たない上に、女子の方はいじめられてるっぽい子が何人か。
 
この学年の昨年度の担任は私でした。
なので、どうしてもいろいろ考えさせられます。
 
高学年になると女子の人間関係がややこしくなるのはどうしてもありがちで。
私が担当している時も、後半はそういう気配が見えていました。
 
私も全く無策だったわけではなく、ロールプレイを取り入れた道徳とか、あれこれやっていましたし。
クラスみんなでゲームをしよう、とか(「プロフィール」に書いてある、ピクショナリーもその一環ですね)。
 
Q-Uテスト(子どもたちの意欲・人間関係への満足度などを見る心理テスト)の結果を見ても、年度当初から見ると大幅な改善が見られた、と思っていたんですが……。
 
ただ、夏休みに入ってからやった個別懇談で、5年に上の子がいる保護者が、「去年は楽しかったって言っていました。今年に入って、はけ口がなくなったのかな、って……」
と、言っているのを聞いて考えさせられました。
 
いじめをなくすのって、子どものストレスを除くことと、ストレスがかかっても他人をいじめない人間性を育てるのと、二つの方策があるんだろうと思うのです。
私は、ただただ楽しい学級作りだけにかまけて、人間性を育てるのをおろそかにしていたのかもしれません。
 
そういう、子どもを子ども扱いしたやり方は、おそらく高学年には通用しないし、実際、昨年度の後半は、女子は私のことを避ける傾向が強くなっていましたから。
 
責任を感じつつも何もできないので、心苦しいですが……。