新小学一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
さて、皆さんは、入学式でたくさんの教科書等を受け取ったことと思います。
その中に、こんなものがあったのではないでしょうか。
これは、文部科学省が配布している、教科書用の紙袋です。
裏には、なにやら書かれています。
お子様の御入学おめでとうございます。
この教科書は、義務教育の児童・生徒に対し、国が無償で配布しているものです。
この教科書の無償給与制度は、憲法に掲げる義務教育無償の精神をより広く実現するものとして、次代を担う子供たちに対し、我が国の繁栄と福祉に貢献してほしいという国民全体の願いを込めて、その負担によって実施されております。
一年生として初めて教科書を手にする機会に、この制度に込められた意義と願いをお子様にお伝えになり、教科書を大切に使うようご指導いただければ幸いです。
文部科学省
www.mext.go.jp/
妙に恩着せがましい文章ですが、文科省は、
「教科書をタダで配ってやる義理はないんだけど特別に無料にしてやってるんだからね!」
という立場なのでね……。*1
それでわざわざこんな紙袋を各学校に送りつけてくるわけですが……。
薄いんですよこれ!
このサイズで裏が透ける封筒なんて見たことない。
文科省の通達(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19660106001/t19660106001.html)には、
>各学校の校長は、この紙袋を受領し、これに教科書を収納して、入学式の当日等に、児童に給与する。
……って書いてあるんですけど、このチラシの裏みたいな紙袋の中に教科書5冊も入れたら、うっかりすると入れただけで教科書の角で袋が破けるというね……。
しかも今年送ってきた数は新入生の数ぴったり。予備はなし。(前は多めにくれた気がするんだけど……)
あまりにも危険な作業すぎるので、今年は袋の中に入れるのはやめて、袋だけ別に配りました。
……この袋にいくら予算かけてるんだか知りませんけど、単純に、件の文言だけ印刷したチラシを配ったらいいんじゃないですかね?
袋を破かないように、新入生全員の分、そーっと教科書を入れてる、遵法意識の高い先生も見たことありますけど……。
入学式の前のクソ忙しい時期にそんな神経を使う作業をやらせないで欲しい、というのが、文科省のえらい人への正直なお願いです。
君ら、ちょっとこの袋に教科書詰めてみろよ。30人分くらい。