あんまり都会では見かけないのかも知れませんが、上の写真みたいなたばこ屋の看板、見ませんか?
前々から思ってたんですが、この赤字に白丸、黒い文字、というスタイル、似てるなあ、と感じないでしょうか?
パソコンのメモリを増設したら、画像の編集がなんとか可能になったので作ってみました。
すみません間違えました。
(……しかしこういうの作る人いるんだな……)
……どうでしょう。
まんまり違和感ない気がするんですが。
念のために書いておきますが、私は別にたばこ屋とネオナチの間に裏のつながりがあるとか言いたいわけではないのです。
この、赤・白・黒の組み合わせは、見る人に強い印象を与えます。
だから、このようなよく似たデザインが独立して採用されることになったのでしょう。
両者が似ているとしても、ことは純粋に美術的な問題であって、政治的意図は全くないはずだ、と断言しておきます。
……いや、これは明らかに意図的に似せてると思いますけど。
ロシアの極右団体だそうです。
ソビエト連邦はナチスドイツと死闘を演じたわけですが、どうしたわけか現在のロシアではネオナチがたくさんいるのだとか。
……しかしこの旗の人ら、共産主義者なのかね国家社会主義者なのかね。
ところで、たばこ屋とナチの間に関係がない、というにはもう一つ理由がありまして。
ヒトラーはタバコ嫌いでした。
で、ナチスも国民の健康のため、禁煙運動などを大々的にやったのだそうです。
このため、現在のドイツでは、逆に、政府が国民の健康増進のため、などと称して、喫煙などのライフスタイルに口を挟むと、
「ナチを彷彿とさせる」
などとして嫌がる人が多いのだそうです。
ドイツは、「緑の党」を始め、リサイクル運動などに積極的に取り組んでいますから、個人的には、嫌煙運動なども盛んなイメージがあったのですが、事実は違うのですね。
健康増進といい動物愛護といい、そういう「健全な」ことを国民に強要するのが好きだったんでしょうか、ナチスは。
でも、坊主憎けりゃのたとえじゃありませんが、ナチがやったことだからって、なんでもかんでも「ナチ的=悪」って論理になるのもいかがなものかと思います。
しかし、この話を聞いた時、日本で運動会の入場行進とかラジオ体操とかを
「軍国主義を彷彿とさせる」
って嫌がる人がいるのも、ひょっとすると似たようなものなのかも……などと考えたりもしました。
まあ、やっぱり私は嫌いですけどね。「軍隊調」のものは。
ともあれ、たばことナチが似てる、なんて言ったら、ヒトラーは嫌がるかも知れないです。
むしろこっちの方が正しい?