黙る子も泣く。

書き込み途中の文章が消失するという現象が、このところ3回ほど続いて、すっかりめげております。
 
あれか、やっぱりパソコンも除霊してもらった方がいいか。
 
さて、パソコンではわりと長文もぱかぱか書いており、文章量はたぶん同年代の平均を超えてるんじゃないか、と思う私ですが、手書きの文章量ではたぶん平均のかなり下。
 
というのも、すごい悪筆で、自分の字を他人に見せるのが気が重いのです。
 
それでよく教師なんかやってるな。
 
……と、こういう話をすると、「あー、私も字が下手なんですよー」とか言って下さる優しい方がいるんですが、私はあなたよりも下手です。
 
事例1
先輩「あー、K村先生、授業のまとめの模造紙、子どもに書かせてるんだ」
K村「……いえ、あれは私が書いたんです」
 
事例2
K村「さて……じゃあ、Aさんに前に出て黒板に書いてもらいましょう」
A児「はーい」
B児「……Aちゃんの字って、ちょっとK村先生の字に似てるよね」
A児「…………」
K村「どうしたAさん……って、な、なんで泣く!」
A児「だ、だって、ヒック、そ、そんなこと言われたら、せ、先生だって嫌だと思いますよ!?」
K村「いやあの、だって俺の字だし」
B児「ご、ごめんねAちゃん、全然似てない、全然似てないから!」
K村「いや、そのフォローもどうよ」
 
子どもを泣かすほど下手な字。
 
左利きだから下手なんだ、と言い訳していたんですが、おかげでえらいひとから「左利きを直せ」とか言われますし、実際には左利きでも字の上手い人はいます。
だいたい、「左利きだから字が下手なんです」って言い訳は、世の他の左利きの人たちに迷惑ですね。
ちょっと調べてみたら「左利き用ボールペン字練習帳」なんてものもあるようです。
そこで一念発起、夏休みを利用して字を練習することにしました。
 
……といっても、件の「練習帳」ではなくて。なんか評判悪いので。
学校の書写の時間に硬筆の練習をするのに使う「書写ノート」って教材があって、これが、小学一年から六年まで対応です。
で、年度末に教材会社が見本に持ってきたのが学校にとってあって。*1
そいつをもらって練習することにしました。
 
低学年のものが上下巻に分かれているのに上巻しかない*2、という不便もあるんですが、まあそれはそれ。
一冊310円ですから、1860円相当の硬筆練習帳がタダで手に入りました。
いいのか。
 
まさに基本の「き」からのスタートですが、夏休み中に6年生の分まで終えたいものです。
「先生の字って、ちょっとAちゃんに似てるよね」位には言われるように。

*1:教材会社の人が取りに来れば返すはずのものなんですが、取りに来ないこともあるのです。
昨年度末は、学校統合の大騒ぎもあったし。

*2:3年生以上は、一学年一冊。これは、3年生からは硬筆に加えて毛筆が入ってくることによります。