お役所パズル。

なんか、卒論ちゃんが
「この日がいい!」
というので、先日入籍してきました。
 
私も休める日だったので。
 
で、ちなみに私はパスポートを持ってません。
 
なので、この際
・入籍
・住民票異動
・パスポート申請
を、まとめてやってしまおう、ということに。
 
上に書いた順番で。
 
……この時点で、わかる人は
「あーあ……」
って思うのかも知れませんが。
 

必要書類等

 
入籍
申請先:市町村役場ならどこでも
事前準備
・婚姻届
・双方の印鑑
・20歳以上の証人2名の署名(婚姻届にもらう)
・本籍地以外での届けの場合、戸籍謄本または抄本
 
転出入
申請先:転出元および転入先の市町村役場
事前準備
・印鑑
(先に現住所で転出届を出して転出証明をとって、それから転入先で転入届を出す)
 
パスポート申請
申請先:所定の窓口(県内に数カ所しかない)
事前準備
・戸籍謄本または抄本(過去6ヶ月以内に発行されたもの)
・写真
・身元確認書類
・未使用の郵便はがき
 
私、本籍地がえらく遠いので。
パスポート用に戸籍謄本をもらってたんですが、婚姻届にも必要だと判明して、あわててもう一通入手したり。
 

何が失敗なのか。

 
1:入籍
「婚姻届を受理しました」
「届けにあるとおり、本籍地は真倉市になります」
 

 
2-a:転出
「転出届を受理しました」
「印鑑証明を回収します。印鑑証明は、居住する市町村で行うものです」
「エラー:“本籍地・真倉市”を確認できませんでした。
 本籍地の変更は、現在真倉市で処理中と思われます。
 旧本籍地のまま、転出証明を発行します」
 

 
2-b:転入
「転入届を受理しました」
「印鑑証明を行いました」
 

 
3:パスポート申請
「エラー:一般旅券発行申請を受理できません。不適切な書類です」
「戸籍が変更された場合、申請には変更後の戸籍謄本または抄本が必要です」
 

 
4:問い合わせ(真倉市)
(問い合わせ内容:戸籍謄本を取得したい)
「本籍地の移動が戸籍に反映されるのは約2週間後です」
 

 
5:問い合わせ(旅券発行窓口)
(問い合わせ内容:旧戸籍謄本と、婚姻届の受理証明書を併せて提出することで、戸籍謄本に代えられないか)
「しばらくお待ちください……受理できませんでした。
 旅券の発給には、新しい本籍地が記載された戸籍謄本が必要です」
 

 
投了。
 
つ、使えねえ!
 

反省とか愚痴とか。

 
……いや、逆順(パスポート→転出入→婚姻届)の順でやってればスムーズだったんでしょうけどね?
でも、そんなのわかるわけない……っていうか、本籍地の移動が直ちにデータに反映されてれば、問題なくパスポートとれたはずなんですが。
 
2週間って……住基ネットとか、何のために導入したのか。
そこでパソコン叩いてるのは飾りですか。
 
結局、事前に取得した戸籍謄本は無駄になり*1パスポートを申請するために2週間(ぐらい)後にもう一度休みをもらわなきゃならない羽目に。
 
っていうか、ネットで手続きできるようにしろよ、と。
転入届とか、
・こっちが手書きした届けを一生懸命窓口の人が読んで
・一生懸命パソコンで打ち込んで
・間違いがないか一生懸命チェックして
・プリントアウトした後もう一度チェックして
・私に手渡してから誤りがないかさらに逐一読み上げながらチェックして
・ようやく手続き終了
……ですもの。
 
ネットでやれれば、ミスがないかどうかのチェックなんて一瞬だし、転出元と転入先と両方の窓口に足を運ぶとかいう手間もないし。
本人確認なんて、住基ネットの番号でも免許証の番号でも指紋認証でも任意のパスワードでも、なんでもいいわけで……。
 
いやはや……。
いわゆる「お役所仕事」のかなりの部分は、電子化で消滅するはずだよなー、と、あらためて思ったことでした。
 

*1:これは確かにこっちの考えが浅かった。
本籍地が移動することはわかってたのに。