本校における不審者対策の今後の展望について。

 先日、都市部の幼稚園の保育士さんと話をする機会がありました。
 それで、不審者侵入事件の話が出たのです。
 
「最近はどうにも嫌な時代ですよね」
「そうですね。 本校でも先頃さすまたを購入したんです」
「ああ、そうですか。
 うちの幼稚園では、さすまたと、特殊警棒と、スタンガンと、催涙スプレーを……」
 
 そんなに!?
 
「それで、園の外に出て活動するような時には、子どもたち一人一人が防犯ブザーを持って、引率者は特殊警棒と催涙スプレーを携帯していくんですよ」
「うわー……。
 そうなんですか……」
 
 いや、やっぱり田舎の小学校ばかりだと、都市部の様子がわからないんだと痛感しました。
 やはり、本校は不審者対策が遅れてるんですね。
 
 私、学校で避難訓練担当で、近く行われる不審者対策訓練も担当しているんですが、これは今年度の予算で、不審者対応のための備品を買いそろえるよう要望しないといけませんね。
 要望事項としては……
 

  1. 特殊警棒:不審者侵入時、教室等至近距離における制圧に使用する。使用するのは不審者が素手の場合とし、ナイフ等を携帯している場合には、さすまた・遠距離スタンガンを使用する。職員数購入するものとする。(15組)
  2. 催涙スプレー:不審者侵入時の近距離における制圧に使用する。児童がいる関係上、教室では使用が困難な状況も多いと考えられるので、購入数は職員室と校外学習引率者用に各1、予備1とする。(3組)消耗品であるため予備は必須である。
  3. 遠距離スタンガン:不審者侵入時、教室及び廊下等、中距離における制圧に使用する。このため、通常の接触型ではなく、電極を射出するタイプの遠距離スタンガンとする。各学級に1、職員室、校外学習引率者に各1。(8組)
  4. 電磁強制停車装置:校外における、自動車を用いた連れ去り事件等を阻止するのに用いる。このため、携帯が可能で、徒歩の使用者が使用して、走り去る自動車を停止させることができる性能を有するものとするが、現在販売されている、ユリーカ・エアロスペース社の『ハイ・パワー・エレクトロマグネティック・システム』は携帯困難なサイズであり、他に要求性能を満たすものがない場合、110mm個人携帯対戦車弾をこれに代えて購入する(同等品可)。購入数は、学校1、校外学習引率者用1(2組)。対戦車弾の場合、使い捨てであるため、これに加えてストック2(計4組) 

 といったところでしょうか。
 
 学級数・職員数が少ないので、配備数が少なくて済むのが助かります。
 パンツァーファウストの発射訓練をどうやったらいいのか、自衛隊に問い合わせないといけないですね。