学校における児童の健康管理について。

 先日、朝だけ出勤して休みをいただきました。
 食事中の方は読まないで下さい。一応。
 
 前日の晩からひどい下痢と吐き気で、夕食に食べたものを全部もどしてしまい、その後も一晩苦しくて眠れない有様。
 
 夕食に食べた白身魚のフライが、近所のスーパーで買った後冷凍もしないまま結構日数が経っていましたから、それが悪かったのでしょうか。
 考えてみれば、しばらく前も、あそこのイカフライを食べた後、やっぱり気分が悪くなってもどしたことがあったっけなあ、などとと思いつつ出勤。
 
 半ばもうろうとしつつ(いつもそうですが)朝の打ち合わせを聞いていると、養護の先生が、
「本日、児童が4名欠席しております(本校の規模からするとかなりの人数です)。
 症状は全員が下痢と吐き気です。
 ノロウイルス感染の疑いもありますので、先生方、朝の健康観察を十分お願いします」
 
 などと言っているところへ子どもが職員室にやってきて、
「先生、〜〜ちゃんが教室でもどしちゃいました」
 
 ノロウイルスは食中毒の原因になるウイルスですが、微量のウイルスでも感染の原因になると考えられ、吐瀉物や糞便を介して空気感染することもあります。
 嘔吐したものを雑巾で拭いても床に残り、そればかりか絞って干してある雑巾からも感染が広がることがあります。
 吐瀉物の処理は手袋をして行い、床や使用した雑巾にも十分な殺菌が必要です。
 次亜塩素酸ナトリウム、または加熱による殺菌が有効です。
 
「……あの、先生」
「はい?」
「実は私も、昨晩から下痢と吐き気が」
「……先生からみんなうつったんじゃないんかい」
 
 ひでえ。
 
「熱計ってみな」
「……7度6分ですね」
「すぐ帰ってください。教頭先生ー!」
「うん。すぐ帰って病院に行って休んで下さい。休暇簿も今度書けばいいから。あとの授業は教務主任がなんとかします。さあ帰って帰って」
「えーと、じゃあ、プリントの印刷を……」
「原稿だけくれればあとは私がやります」
「……あの、原稿は教室に。荷物も置いてありますし」
「(ちょっと眉を寄せる)」
 
 迅速な対応。
 ご心配頂きありがとうございます。
 
 ていうか、隔離されているっぽい。
 
 みなさん、子どもたちの健康はこのようにして守られているのです。