LINE乗っ取り事案。

 卒論ちゃん(最愛の妻)の知り合いのLINEアカウントが乗っ取られましたので事例報告。
 
卒論ちゃん「これ見て見て! Facebookで有名なやつじゃん!」
私「Facebookのアカウントは持ってないんで知りませんが」

近くのコンビニエンスストアで、web money の プリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?

 あっ、本当に「手伝ってもらえますか」だ。
 
>中国語の「帮助」という動詞をそのまま日本語で言おうとすると、この種の誤りになる。
LINE乗っ取り犯の「整理日本語言.txt」に見る「母語の干渉」(違いのわかる日本語――日本語教師の日本語メモ)
 
卒論ちゃん「“いいよ〜”って返してみよう」
私「……本人がネタで送ってきてるとかじゃないんですかね?」

10000円のカードを3枚買った後に写真を送って下さい

私「なんか、おそろしく返信が早いな……」
卒論ちゃん「職場の後輩で、私に若干気を遣ってる感じだから、ネタにしても私には送ってこないと思うんだよねー。……これ、どうすればいいと思う?」
私「……“天安門事件”と書くとつながらなくなると聞いたことがあるけど……」
 
 やってみたら、ぱったり返信が途絶えました。
 
 もっとも、“天安門事件”が「既読」になった後返信がなかった(「退出」もしなかった)ので、検閲されたとかではなくて、単に「脈がない」と思われたのかも知れません。
「金盾」とかいうのの働きをちょっと見てみたかったのですが。
 
(「天安門事件」の後も執拗に返信がある場合もあるらしい、とこの後で知ったのですが、それはつまり乗っ取りユーザーが中国本土以外から接続している場合、ということなんでしょうかね?)
 
 その後、後輩氏のところへ電話して知らせようとしたものの、同様の連絡が殺到しているらしくつながらず、という状況でした。
 
卒論ちゃん「Facebookやっててよかったにゃ!」
私「いやだから私はアカウント持ってないんですけどね」