この間、用があって学童保育の部屋に出かけたら、なんだか子どもたちが工作していたんですが。
ハロウィンの仮装らしきものなのですが、私のクラス(2年)の女児2人のうち1人が、
「せんせー、見て見て、ねこみみー!」
と言って手製のネコミミをつけて現れた時には、大変感慨深い物がありました。
いや、「猫耳幼女」なんてものは、かつては大きいおともだちの妄想の中にしか存在しない猫耳だったわけですが、それがなんかオタクカルチャーが世間に浸透して年齢層を下ってきた結果、今や我が国では本物の幼女が手ずから猫耳を制作して装着する状況に至ったわけです。
教え子が自作のアクセサリーを付けて「見て見て!」と言ってきたら、担任の返答としては本来「うわあ、かわいいねー!」一択なのですが、
「ネコミミ幼女を人前でかわいいなどと口にしたら社会的に抹殺されかねない」
という恐れを胸に隠れオタク生活を営んできた私は、いささか返答に逡巡してしまいました。
いや、でも「かわいいねー」って言ったんですけどね。
かわいかったし。
……ちなみにもう1人のコスチュームは、マントにコウモリ羽根でした。
大丈夫か日本。