戻ってはこない。

 詩を書かせる学習というのは、いつもどう扱っていいか困るところなんですが。
 
 ともあれ、今回は比喩表現にスポットを当ててみることにしました。
 
 身近な物を「〜〜のような」と表現することで、生き生きとした表現ができる、ということに気づかせたいわけです。
 
K村「……というわけで。みなさんが考えた“〜〜は〜〜のようだ”という短文を集めました。
 今からコピーした物を配りますから、
 『なるほどな!』
 『うまいこと言うなあ!』
 ……と思った物を選んでください」
 
 こうして、相互評価で良い作品を選びました。
 
 その結果、見事最優秀作品に選ばれたのは

赤白ぼうしはブーメランのようだ

 でした!
 
K村「……回りながら飛んでいく様子をよく表した表現ですね」*1
 
 でも投げないでください。
 
 ……書いた子もさることながら、これが最優秀って、共感を覚えた子がどんだけいるんだよ、という。
 

*1: 国語的評価は児童指導とは別問題、というのがK村学級の方針。
 田植えについての作文で
「〜〜先生にどろだんごをぶつけたら、『やめろよー』と言ってわらっていました」
 とか書いた文に
「そのばのようすが生き生きとつたわってきます」で◎をつけたりする無責任ぶり。