小鳥はとっても和食好き。

 のろけなので読まなくていいです。
 
 読むな。帰れ。
 
 
 さて。
 
 新婚生活です。 
 
 うつ病の話とか何とか色々書いているので、誤解を招かないよう念のために書いておきますが。
 
 今大変幸せです。
 
 なんかもうよく分からないレベルで幸せです。
 
 具体的に言うと毎晩腕枕です。
 
 毎日毎日、
「おいしいごはん作ってくれてありがとにゃー」
「おせんたくしてくれてありがとにゃー」
 です。
 
 いや、食事も洗濯も、お互いにやってるので、この台詞は言うこともあれば言われることもあります。
 
 ええ。
 ちなみに、
「いつまでも“先輩”って呼ぶのは変だにゃ!でも、いい呼び方がないにゃー」
 ……と言っていた私の呼び方ですが、今のところ「ダーリン」に落ち着いています。
 
 ……正直なところ、こんなに幸せ……というか、客観的に言って「ラブラブ」としか表現できない状況になるとは思いもよりませんでした。
 
 なにしろ、10年来の付き合い、とはいえ、会って一緒に食事するのは月に一回より少ないくらい……というのが、結婚前の状態でしたから。
 それがある日を境に家族になって、毎日顔をつきあわせていれば、ケンカの一つや二つや三つや四つあるのではないか……と、覚悟していたのですが。
 
 それ言うと卒論ちゃんが「やっぱり結婚やだー」とか言い出すのは目に見えていたので言わなかったんですが。
 
 ……おかしいな。何が起こったんだろう。
 
卒論ちゃん「新婚だからこんなにラブラブなのかにゃー?」
filinion「いや……。いつまでもこんな感じが続けられるようにがんばろうね」
 
 もう結婚してずいぶん経つ気もしますが、実際にはまだ3ヶ月経っていないわけで。
 それを考えると、まあ新婚のうちは熱いよね、という話でもあるし、今後何十年も夫婦円満を維持しなければならない、という風に考えると気が遠くなりそうでもありますが。
 
filinion「だって、もう10年もつきあってるんだもの。これからも大丈夫だよ」
卒論ちゃん「にゃー。スイートテンだにゃ!」
filinion「なんだってー!」
 
 まあ、わずか3ヶ月弱なのにずいぶん経ったような気のする幸せな生活が、今後何十年も控えている、と考えることにします。
 ポジティブシンキングだにゃ!(←少し感化されてる)
 
 ともあれ、いつまでも今くらい幸せな生活を続けたい、と切に願うものではあります。
 そのためには、お互いへの思いやりを忘れず、色々油断しないことが必要だ、と思います。
 
卒論ちゃん「男の人ってさー、彼女にしたり結婚したりすると、突然冷たくなる人がいるって言うだにゃ」
filinion「ははあ」
卒論ちゃん「“釣った魚に餌はやらねえ”みたいな?ダーリンはなんでそうじゃないのにゃ?」
filinion「いや……。卒論ちゃんは釣った魚って感じじゃないよな……」
卒論ちゃん「にゃー?じゃあなんなのにゃ?」
filinion「むしろ庭で餌付けしてる小鳥というか。最近ようやく手から餌を食べるようになったけど、しょっちゅうあっちこっち飛んで行っちゃう、みたいな。
 目の届かないところに行っちゃうことも多いから心配なんだけど、カゴに入れるとかえって元気がなくなっちゃうから放しておくしかない、という」
卒論ちゃん「にゃー!?」
 
 本人このたとえがいたく気に入ったようであります。
 我ながら言い得て妙かと。
 
 そんなわけで、カゴの中では生きられない鳥だけどそれが毎日毎晩一緒にいる生活。
 大切にします。