方針の引き継ぎ。

私は、英会話のN社……って今さら伏せても仕方ない気がしたので書くと、NOVAの生徒でした。
で、ご存じの通り、NOVAは倒産。
買ってあったポイントは消滅しました。
 
分割払いとかにしておけば、倒産と同時に支払い停止ができるのでまだ被害も少なかったのですが、私は全額前払いとかしてたのでえらいことに。
「ローン組んだら結局利息がつくから損じゃない?」
とか小賢しいことを考えた結果が大損害。
 
ともあれ、NOVAの破綻の原因が、強引な拡大方針にあったであろうことは疑う余地もありません。
http://d.hatena.ne.jp/filinion/20070204
私自身が経験したように、旧NOVAは限りなくだまし討ちに近いやり方で会員を集めていたわけです。
 
そのような方針がなければ、あれほどの大手に成長することもできなかったのだろうとは思います。
しかし、NOVAに対する潜在的な反感を抱えた生徒を多数抱えた状態で大きくふくれあがったことで、結局は、ポイントの返金に関する最高裁判決が出た途端、我も我もと逃げ出す生徒が現れ、あのような結果になったのだと思います。
 
さて。
 
とはいえ、英会話を習いたい、という思いは依然としてあるわけで。
 
ジー・エデュケーション社が経営を引き継ぎ、一部の教室が再開される、というので、自分が通っていたショッピングモール校の様子を見に行ってみました。
 
すると。
 
教室がなくなってました。
 
……いや、シャッターが閉まってたとか、別なテナントが入ってたとかではなくてですね。
 
教室があったはずの場所が、ただの壁になってました。
最初、気付かずに通り過ぎちゃいましたよ。
「久しぶりに来るから場所がわからなくなっちゃったよー」
みたいな。
 
よく見ると、化粧合板を何枚もビス止めして、旧NOVA教室跡地全体を「ただの壁」に見せかけてある模様。
ご丁寧に、その前に観葉植物を並べたりして、そもそも場所をわからなくする意図のようです。
 
「……これはだめだ……」
 
調べてみたところ、さらに遠い別のショッピングモールに入っている教室だけが再開するようです。
 
とりあえず、教室は遠くても、お茶の間留学が利用可能ならそっちが重要なので、電話して聞いてみることにしました。
旧NOVAの破綻以来、他の英会話学校からも勧誘のメールが来るのですが、新NOVAに入れば料金の割引もあるし、旧NOVAのテキスト類もそのまま使えるらしいので、そっちの方がお得なんじゃないかと。
 
「……というわけなんですが……」
「わかりました。それでは、直接ご説明申し上げたいのですが、ご都合のよろしい日時はございますか?」
「えーっと、じゃあ、〜〜日の〜〜時ごろ……」
「承知致しました。それではお待ち申し上げております。当日、お持ちいただきたい物があるのですが、よろしいですか?」
「はい」
「まず、旧NOVAの会員証、身分証明書、それから、印鑑をお持ちください
 
……旧NOVAのマニュアル類もそのまま使っているらしいです。
 
色々な意味で前途に不安を感じつつ、近く行って参ります。