となりの801ちゃん、返ってきました。
卒論とその妹弟の3人で読んで、面白かったそうです。
「コア過ぎてよくわかんないところもあったー」
「そうだねえ。特に2はそんな感じがしたなあ」
「んー? あ、で、妹は、『面白かったけど、昔の自分を見るようでもう読み返せねえー』って言ってた」
なんかね?
電車内でやたら仲の良い(スキンシップな意味で)男子高校生二人とかを見ると、
「おねえちゃんおねえちゃん! 今日ね! 電車の中で!」
「……なーんて話を良く聞いてた私としては、『あー』って感じなわけよ」
いや、自分だってそれほど他人のことは言えないだろう。
ともあれ。
喜んでもらえたみたいで何より。
「ねえねえ! あのさ、あたしって先輩に時々理不尽なこと言うけど、これって実は普通じゃない!?」
「あー……。 確かに、ちょっと801ちゃんに似てるな、という気はした。読んでて」
「なにそれ!」
さて。
801ちゃんと小島アジコさんの物語というのは、現在進行形なわけです。
で、もし、今後のある日、801ちゃんが、
「私、もうオタクは卒業する! チベ君がオタクなのは別に止めないけど、私はもうやめる!」
とか言って、本当にオタクをやめてしまったら?
いや。
それはそれで全く結構なことですよ。
全くのところ。
……。
でも、やっぱりなにか寂しいものを感じませんか。
……今、私が感じているのも、そんな気持ちです。
なんだろう。
あー……。
美人で健康で、仕事もよくできて、職場のアイドルで、ちょくちょく国内外に旅行に出かけて、油絵と合唱が趣味、の娘さん……って。
もし、卒論が元からそんな人だったら、私と付き合うことになったとは思えないし、そもそも接点がなかったかも知れないですね。
……。
ま、存在しない相手に嫉妬しているだけなのかも知れませんし。
私も自分磨きをしろ、って話なのかも知れないです。
ただ、どうしても気になること。
彼女、最近、「ポジティブシンキング」って言葉が好きです。
ポジティブシンキング、大いに結構ではあります。
しかし、限度がある、と、私は思います。
「信じれば、夢は叶う」
とか。
「ネガティブなイメージを持っていると、未来はどんどん悪くなっちゃうんだにゃ!」
とか。
ニューエイジ系?
こっちが仕事の愚痴とかこぼすと、
「駄目だにゃ! ポジティブシンキングをしないと、幸せが逃げて行っちゃうんだにゃ!」
……落ち込むことが許されないのか、ポジティブシンキングってやつは。
たぶん、彼女がアロエを飲み始めて、FLPのセミナーとかに参加し始めてから……のような気がする、というのは、アンフェアな疑いでしょうか。
先日、卒論に誘われて、英会話教室に行ってきました。
教室といっても企業ではなくて、卒論の同僚のそのまた知人(アメリカ人)が、個人的に英語を教えてくれる、というようなもの。
行ってみたら、生徒も講師もFLPの人でした。
いや、まあ、私自身、周りがみんな敬虔なクリスチャン、という英会話教室に長いこと通っていたわけで。
おとなしく、にこやかにレッスンを受けてきたんですけど。
休憩時間にその部屋の本棚を見たら、
「脳内革命」
「水は答えを知っている」
「成功の法則」
「マーフィー 自分を変える心の力の動かし方」
……まあ、PHP文庫で船井総研な感じ。
やっぱり、影響を受けてると思いません?
で、卒論が返してくれた「となりの801ちゃん」「となりの801ちゃん2」の袋を開けたら、
- 作者: 前田雄吉
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もう一冊入ってた。
何か、目に見えぬものがひたひたと押し寄せてくる恐怖。
助けて! 助けて!