もう結構前の話ですが。
6年生のA女の髪型を見て、思わず声をかけてしまいました。
K村「……A女さん、その、後ろのポニーテール的なもの、曲がってるよ?」
A女「いいんですよこれでー」
K村「いや……しかし何か、バナナみたいな状態なんだけど。 それで合ってるの?」
A女「いいんですったら」
見た目、後頭部にバナナが張り付いたみたいな状態だったんですけども。
それで良かったみたいです。
で、後日コンビニで「アシメ」なる言葉を知りました。*1
私が知らなかっただけで、A女の髪型も、一つのジャンルとして確立されたものの一部だったんですね。
(しかし、asymmetry(左右非対称)を略して“アシメ”って……。日本語って、ほんとに節操のない言語だな……)
よくよく注意して見れば、クラスのB女も、片方の前髪だけぴょこんと縛っていたり。
ふむむ、気付かないうちに広まっていたアシメ。
子どもの髪型も、だんだん凝ったものになっているんですね。(主に女子)
……ただ、それが実用的かどうかは別問題で……。
学校では、登下校時には黄色い帽子、体育その他では赤白帽子をかぶります。
昭和風のおかっぱだの三つ編みだのならともかく、今どきの凝った縛り方をして、頭にいくつも団子がついてるような子は、帽子がうまくかぶれなかったり、かぶっても頭が妙な形にでこぼこしたりします。
写真と本文の内容は直接関係ありません。
また、凝った髪型の子に限って、大きな飾りの付いた髪留めなんかをつけてるんで、ますますゴロゴロして痛そう。
私が中学校の時は
「黒または茶色のゴムに限る」
でしたけど、そんなシンプルなもの使ってる子はまれです。
うーん。
かわいいのは事実なんですけどね。
(帽子をかぶってない限りは)
や、世の中には、
「赤白帽子など不要だ!」
って主張する先生もいるんですけども。
「〜〜不要論」大好き、な私としてはついつい同調したくなっちゃうんですが、やっぱり、実際には赤白帽子がないと不便です。
保護者の方は、たぶんそこまで考えてないんだろうなあ、とか、いやでも、黄色い帽子をかぶるのがやりにくいのはわかってるはずだよな、とか、色々考えてしまいます。
……ところで。
「アシメ」って言葉には、略語としてやっぱりしっくり来ないものがあるんですけど。
クラスのB女(前髪が片方だけぴょこんとしばってある)の髪型は、大体こんな感じ。
……“アシメ”というか……。
「アホ毛」って言いません? これ。*2 *3
*余談
一枚目の写真、如来像の頭の形ですが、あれは髪型ではありません。
あれは仏相の一つ、悟りを開いたことを示す表現で、肉髻(にっけい)と呼ばれます。
このような仏相は他にもあり、例えば、仏像の眉間にある丸いものは白毫(びゃくごう)と呼ばれ、仏の慈悲の光を表わすものとされます。
白毫は右回りの螺旋状の白い毛で、伸ばすと1丈5尺=約4.5mもの長さに…………
えーと。
余談と本文の内容は直接関係ありません。
少なくとも左右対称だし。