漢字テスト。
学校では日々当たり前のようにやっている作業なわけですが、一年生は初めて。
問題。
「六つ」のよみかたを書きましょう。
回答。
A児「六つ」
B児「6つ」
私「……こういう問題は、答えをひらがなで書いてね?」
A「ひらがなってなに?」
B「まちがってかんじでかいちゃったー」
“6つ”は漢字じゃないぞ。
……考えてみれば、この間までろくに字を書けなかった人たちが、ひらがなと漢字と数字と、新たにカタカナまで習おうとしているわけですから、混同するのも道理かも。
いわば、一時的なセミリンガル状態。
ところで先日の英会話教室。
なぜかテンガロンハットをかぶって(屋内です。もちろん)星条旗模様のシャツを着た先生。
「私の出身地はどこだと思う?」
「……アメリカ?」
「その通りだ!」
違ったらびっくりだよ。
「君たちは外国に行ったことはあるか?」
「いえ」
「もし将来行くなら、どこに行きたい?」
「あー。イングランド……or、ドイッチュラント……」
「ドイッチュラント?」
「イエス。あ、えーっとそうじゃなくて……」
「German?」
「イエス。……アンドUSA」
なんかその後の講義で、先生の目が冷たかったような気がするのは気のせいですか。
ドイッチュラント(Deutschland)はドイツの事を指しますが、それは英語ではなくドイツ語。
ドイツびいきで悪いのかー。
……いや、セミリンガルなんてものですらないですが。