文体は変わる。

デイリーポータルZの記事から。

職業で文体はこう変わる
人によってその文体は多種多様であるが、職業による文体の違いも様々なのではないだろうか。同じトピックを文章化して伝える場合も、その着眼点が違っていたり、独特な言い回しがあったり。きっと職業毎に特徴があるはずだ。

そんな職業による文体の特徴を探るため、様々な業種の方々にご協力いただき仕事モードの文章をしたためてもらった。

http://portal.nifty.com/2007/06/21/a/

という。
 
で、記事中で扱っていたのは
「看護士(看護記録風)」
「歯科医(カルテ風)」
「商社マン(日記風)」
「弁護士(手控え風)」
というもので、教員に書かせた記事は(幸か不幸か)なかったので、自分で試してみます。
 
よせばいいのに。
 
ちなみに元になる日記は、

今日もいつも通り8時に起床した。小倉さんの「おはようございます」に勇気づけられて家を出る。小田急線と井の頭線、山手線を乗り継いで事務所に到着。モーニングコーヒーを飲む。お昼まではデスクワークをこなし、ランチは事務所の近所で麻婆ライスを食べた。相変わらず激辛だ。午後は渋谷と品川で打合せ。渋谷の打合せはうまくいき、品川はうまくいかなかった。今日の結果は一勝一敗のイーブンである。後社には僕の言い分が伝わらなかったのだろう。イーブンだけに。夜は友人と食事。ハンバーグを食べた後、飲み屋に移動。楽しく焼酎を飲んで1時前に帰宅。少し飲み過ぎた。メールチェックなどをして2時半に就寝。明日も小倉さんの声で勇気をもらおう。

というもの。
 
では、リライト開始。
「教員(保護者向け所見と指導記録簿)」

保護者の方へ
今日は、デスクワークに積極的に取り組み、午前中に終わらせることができました。
午後には2つの会社と打ち合わせをこなし、特に渋谷の会社では本人も満足する結果を得ることができました。
また、夜は友達と仲良く食事をし、親睦を深めることができました。
忙しい毎日ですが、小倉キャスターの「おはようございます」が精神的な支えになっているとのことです。
これからも、心身の健康に気をつけて、無理せずがんばって欲しいと願っています。
 
指導記録簿
H19.6.21<本人の日記より>
起床は8時。
午前中はデスクワーク、午後は打ち合わせ。
打ち合わせは本人にとって十分満足な結果ではなかったが、「言い分が伝わらなかったのだろう、イーブンだけに」などと冗談の種にするなど、思い通りにいかないことも精神的に落ち着いて受け止めることができている。
夜は友人と飲みに行くなど、友人関係は良好だが、「ニュースキャスターの声を聞くのが精神的な支えになっている」と書いている一方で、家族については言及がない。
朝食についての言及はなし。(モーニングコーヒーのみ?)
就寝は午前2時半。(睡眠時間は5時間半程度か?)
仕事については良い面を賞賛して自信を持たせるとともに、生活習慣の改善について指導していきたい。

……こんな感じでどうですか?
 
とか言って教務主任・教頭・校長に提出すると、たくさん付箋がついて差し戻しになるのがいつものパターンなので、まああまり参考になりませんが。
 
つまり、
「職業が変わらなくても文体はこう変わる」
という。