職員室にて雑談。
「毎日図書室に来て勉強してる子がいますねえ」
「えらいもんだねえ。全然来ない子もいるけどな」
「うん……。夏休みドリル、本気でやれば2・3日で終わりますけど、全然学校に来ない子、家でちゃんと勉強してるんですかね」
「昔は、夏休み中に、登校日ってものがあったからなあ。その時に、どこまで進んだか確認できたんだよな」
登校日、今でも学校によってはありますが、本校にはありません。
「ああ、ありましたね、登校日。 でも、忘れて来ない子も毎年一人か二人いましたよ」
「ああ、いたよな。家に電話して、どうしたのか確認したりして。 ……教師は忘れないんだけどな」
「……ははは」
私は忘れそうな気がします。
「昔は、登校日って必ず8月16日だったんだよ。なんでかわかる?」
「……さあ?」
終戦記念日?(違います)
「昔は、給料が手渡しでね」
「ああ! それで!」
夏季休業中は、職員は各自に年次有給休暇だの夏期特別休暇だのをとりますから、全員がそろう日ってなかなかないんですが。*1
給与日には全員来たわけですね。
それは……確かに教師は忘れないわなあ……。
*余談
「初めて給料袋が立った時はうれしかったなあ……(遠い目)」
千円札でもらえば立つかも。
*1:年休はどんなに余らせても文句は言われない(し、事実余る)が、夏休を余らせると事務官からクレームがつくので、なんとしても休まねばならない。それで、帳簿上では休みなのに学校にいる先生もよくいる。