小学校における緊急対応訓練の実際について。

先日、職員室に戻ったら、小さなプリントが机上に配布されていました。
 
養護教諭が作成したもののようで、「ちょっと一服」と書かれています。

ちょっと一服

危機管理卓上訓練

危機管理訓練でちょっと一服。
 
すごいヘビーな職場だな。
 
痛い話が苦手な人はこの先を読まないで下さい。
 
 

ちょっと一服

危機管理卓上訓練

 
その1
教室で、A児が席を立った間に、隣の席のB児が椅子の上に鉛筆を立てておいた。
そのままA児が椅子に座ったら、鉛筆がおしりに刺さってしまった。
直ちに救急車を要請したが、救急車到着までの応急処置で気をつけたいことは?

なんてヘビーな。
 
読んだ先生たちがいろいろ言い合います。
 
「うわー、痛そう。しかし、立てておいた鉛筆が座るまでに倒れなかったんですかね?」
「座るまで手で押さえておいたんじゃないの?」
「そういういたずらをしたらどういう結果になるかを考える力が足りないんだな」
 
まめちしき
人間について話す時、「〜〜する力が足りない(または、「する力がある」)」という表現を多用する人がいたら、それは教育関係者。
 
「この間の養護教諭の研修会であった話なんですよ。なんでも、8cmくらい刺さったんだって」
「いたたたた」
「鉛筆、お尻の肉に刺さったんですかね? それとも、お尻の穴に入っちゃって、中で……」
「いたたたたた」
「そこまでは聞かなかったですねえ」
「それで、正解は何なんですか?」
「正解は、『鉛筆を抜かないこと』だそうです。万一大きな血管を傷つけている場合、抜いた時に大出血する可能性があるので、救急車の到着まではそのままにして下さい」
「えー。この辺、救急車が来るまで30分くらいかかりますよ。それまでお尻に鉛筆が刺さったまま?」
「いたたたたたた」
「一番気をつけることは、そういうバカなことを子どもがしないようにすることだなあ」
 
そりゃもちろんそうですが。

その2
ヘビを病院に連れて行く時気を付けたいことは?

どんなエレファントジョークですか。*1
 
「いや、この間ヘビを病院に連れて行ったでしょ? あのとき、なんか変な袋に入ってたじゃない?」(5/31の日記を参照)
「肥料が入ってた袋でしたね」
「そんで、中がよく見えないもんだから、お医者さんがあっちひっくりかえしこっちひっくりかえしして調べてさ。もっと中がよく見える入れ物に入れたらよかったねー、って」
 
とっさの時にそんな都合の良い入れ物はありません、っていうか、とりあえず口が大きい袋だったから、うまいこと中に追い込めたのであって。
 
「むしろ、K村先生に持っててもらったら良かったんじゃないですか?」
「あ、そうか! K村先生についてきてもらえば良かったんだね!」
「勘弁して下さい……」
 
……ヘビーな職場。(地口落ち)

*1:ゾウが出てくるアメリカンジョーク。
「問題。ゾウを冷蔵庫に入れるための3つの手順とは?」
とか、
「問題。ゾウが木に登る方法は?」
とか。
 
ちなみに、一つめの答えは、
「1 冷蔵庫を開ける
2 ゾウを冷蔵庫の中に入れる
3 冷蔵庫を閉める」。
二つめの答えは、
「ドングリの上に座る」。