3年生になったわけですが、女の子たちはまだお母さんと一緒に寝ているようです。
A女「うちはねえ、あたしがお母さんといっしょにねて、上のお姉ちゃんと下のお姉ちゃんが、どっちがお母さんといっしょにねるかけんかするんだよ」
K村「……上の姉ちゃんは6年生じゃないのか」
A女「でもねえ、お母さん、ねながらあたしのことキックするんだよ」
B女「うちもね、お姉ちゃんと妹が、どっちがお母さんとねるかけんかするよ」
K村「……姉ちゃんと妹がけんかして、お前さんは最初からお母さんと寝るのが決まってるのかよ」
B女「うん。それで、こないだお姉ちゃんが妹のことパンチしようとしたら妹がよけて、お母さんのおなかパンチしちゃったの」
K村「あわわ。それで?」
B女「お母さんが『いてー』って言って、お姉ちゃんが『あ、ごめーん』って言ってた。それで、いつもお姉ちゃんが、『お前はお姉ちゃんなんだからがまんしろ』ってお父さんに言われて、お父さんのへやでねるの」
K村「微妙にかわいそうだな、お父さん」
B女「でも、お父さん、たばことかおさけのにおいするんだもん」
K村「あー」
A女「うちはねえ、あたしがねた後お母さんこっそり起きて、おかし食べてるんだよ」
K村「あー、目が覚めたんだ」
A女「うん。お母さん、おかし食べながらおさけのみながらテレビ付けながらパソコンやりながら、どれやってんだかわかんないの」
B女「うちもねえ、お父さんとお母さん、夜こっそり二人で起きておさけのんでたんだよ」
K村「まあ、そういうのはそっとしておいてあげるんだよ」
B女「ドアのすきまからそーっと見てるんだよ」
C女「うちは、お父さんとねることないよ。お父さん帰って来るのおそいから、いつもみんな先にねてるの」
子どもの寝顔しか見られないお父さん。それが一番かわいそうかも知れませんね。
しかしあれだな。こうして子どもが家のことを私になんでもかんでもしゃべってる、ってことは、私の言動も家になんでもかんでも伝わってるんだろうな。