不審な手紙について。

また、教育委員会から注意を促すFAXが来ました。
 
「本日、市内小学校近辺に置いて、下記の手紙が校門近辺に置かれていたり、通学路の電柱に貼られていたりしているのが、10枚程度発見されました。
 同様の手紙や張り紙が学校近辺にあるかも知れないと言うことで、警察から『絶対に電話及びアクセスをさせない*1ように指導していただきたい』との助言をいただきました。
 各学校で、早急に児童生徒へのご指導お願い致します。
 尚、同様の手紙を発見した場合には、直ちに警察への通報をお願い致します。
 よろしくお願いいたします。」
 
で、その手紙の内容というのが。

いじめ相談所
 
小学生から、高校生までのいじめ相談を受け付けています。もちろん無料相談!
いじめにあい生きることが辛くなる前に、ご相談下さい。秘密は厳守します!
相談の受付は日曜日のみとなります。
ご連絡は、電話かメールで! 電話の場合、出れないことがありますので留守録にメッセージを残して下さい。こちらから、ご連絡します! メール方(ママ)は、いつでも受け付けています! どちらの場合も、必ずお名前を入れて下さい。 無いとおり帰して(ママ)の連絡が出来なくなります! ご連絡は受付のケイまで!
携帯 090-****-****
メール ********@h.vodafone.ne.jp

という。
まあ、なんてしんせつなひとなんでしょう。(棒読み)
 
……まあ、警察から警告が来たことからも分かるように、怪しさ満点なわけです。
 
「メールは相手の名前が分からなくても返信できるはずなのに、なぜ実名を入れないとならないのか」
「子どもの実名にこだわるくせに、なぜ自分は仮名なのか」
といったところが一番の疑問でしょうか。
 
要するに、子どもの個人情報を収集しようとする何者かの罠だと考えられるわけです。
(警察も、そのあたりは自明だと思ったらしく、あえて説明していませんが)
 
許せないのは、これが悩み相談を装っていることです。
 
懸賞を装うとか、そういうのも無論許せないことは許せないのですが。
しかし、こういう道ばたで見つけた張り紙にすがろうとする子どもは、それだけ深い悩みを抱えているわけです。
そういう、追いつめられた子どもを食い物にしようという姿勢が許せません。
 
ウイルスでも送りつけてやる! ……なんて思ってませんよ?
 
だって、携帯メールにウイルスを送りつけても仕方ないですからね。
 
これをお読みの方も、お近くに似たような張り紙がないとは限りません。
ご家庭でもお子様と話をして注意されますようよろしくお願いします。

*1:……メールを送ることを「アクセスする」って表現するのは正しいのか?
いや、「アクセス」の本来の意味から考えると間違いではないのか……?