教育の機会均等。

今日は、よその学校の公開授業研究会に出席してきました。
 
2年の国語の授業で、いろいろ考えさせられたわけですが。
 
とりあえず、覚え書き。
・腹話術人形は、「演示」と「発問・指示」の場面をはっきり区別するために使う。
・どのように話すか、意見発表・質疑応答の形式を定型化して示すことも、低学年の子どもたちには大切。
・その際、VTRを利用するのも効果的。コメントカード記入の方法まで示してあげると、実際の学習で混乱が少なくなる。
 
……こんな即物的なことばかりじゃなくて、もっと考え方に関することも教わったはずなんだけど。
復命書を書く時にもう一度レジュメを確認します。
 
「学校の先生は出張が多いが、それで何を勉強したのか、保護者にも公開してほしい」
……なんて投書が新聞にあったそうです。(母から聞いた)
 
まあ、もっともっぽい意見ですが。
特に秘密にするような文書ではないので、「研修の報告書を開示してほしい」……って要請すれば、たぶん公開されるんじゃないかと思います。
教育委員会を通して要請した方がいいかも)
 
それじゃ敷居が高い、ってことでしょうか。
 
報告書を児童数分印刷して保護者に配布することはもちろん可能ですけど。
でも、研修って、けっこう週に何人も行ってますから。
それを全部印刷して配られたら、絶対投書者も嫌になると思うなあ。
 
それで、「資源の無駄だ」「本当に必要な通知が埋もれてしまう」……とか言われるんですよ。
 
……被害妄想気味?
 
しかし、今日の出張で一番心に残ったのは、廊下の掲示物でしたね。
 
3年1組の教室の前には習字作品が張ってあって。
ちなみに題材は「大」でした。
で、3年2組を見ると、やっぱり「大」の字が並んでいます。
3年3組も「大」の列。
 
それで、授業を参観する2年1組の前には、国語教材「お手紙」のまとめのワークシートが張り出してありました。
2年2組を見ると、やっぱり「お手紙」のワークシートが張り出してありました。
2年3組も「お手紙」のワークシートが並んでいました。
どれも全く同じワークシートです。
 
……大規模校って怖いところだなあ、と思いました。
うかつに自作教材とか使っちゃいけないんでしょうか。
 
……被害妄想気味?